月2回の定例FAXと、穴が開いた
時の速報FAXが功を奏し、私は
自分に課したノルマ以上の収入を
得られるようになりました。ある
事業所では、私のFAXが入る度に
「また武内さんが空いた!」と言って
拍手が沸き起こったそうです。必ずと
言っていい程、その事業所からその日
のうちに仕事が入ったものです。
しかし、仕事の絶対量は確保出来ても
効率は良くありませんでした。新米
ヘルパーは最初から仕事を選ぶ訳に
行かず、来るものは拒まずで受けて
ましたから、朝早くから夜遅くまで
まばらに仕事が入っていました。
仕事に対するプレッシャーは薄れ
ましたが、身体がガタピシ言い始め
「これじゃ5年持たない。」と悟り、
2nd Stage『効率UP作戦』を
開始しました。早朝・夜間の仕事を
減らし、日中は隙間なく詰め込む。
稼動日はギッチリ入れて、1日でも
多く休みを取る。とまあ、当たり前の
ことを当たり前にやる作戦です。
2時間空いてる所に30分の仕事を
入れたら、他社から90分の仕事の
話が来ました。先に受けた30分の
仕事を1ヵ月だけやり「90分の仕事
を入れたいんで辞退させて下さい。」
と言ったら「それはない!」と叱られ
ました。そこで私の生み出した格言…
登録ヘルパーから
断る権利を奪ったら何も残らない
「明日から仕事ないよ。」と言われて
も「それはない!」と叱れないんです。
ですから、その事業所には二度とFAX
を入れませんでした。「腰据えて仕事
しないと信用されないよ。」別の会社
の方にそう言われましたが、それ以前
に私が会社を信用していないのだと
いうことがお解りでないようでした。
そこで私の生み出した格言…
信用はスケジュールが証明する
ただし、仕事の引き受け方、断り方に
は慎重になりました。夕食時に1時間
の身体介護、近場なら二つ返事で受け
ますが、片道30分かかる場所なら
2時間の拘束になります。
「お受けします。ただ、その仕事を
お受けすると私、座って夕飯食べられ
なくなるんですよ…。ですんで、
とりあえず引き続きヘルパーさん
探してみて頂けませんでしょうか?」
って言ったら「この野郎」と思ったか
「そりゃそうだ」と思ったか解りませ
んが、2~3日して電話があり「他の
ヘルパーさんが見つかりましたので、
どうぞ座って夕飯食べて下さい。」と
言われました。「有難うございます!
これに懲りずに、いつでもダメ元で
お電話下さいね!」って言ったら、
電話の向こうで笑ってました。
そんな感じで効率アップして行った
私のスケジュールは、10月には
こんな感じになりました。
介護保険身体介護 127.5時間
介護保険生活援助 46.0時間
障害者身体介護 10.0時間
障害者移動支援 15.0時間
トータル 198.5時間
200時間以上の予定が入っていても
たいていキャンセルで10時間程度は
目減りするので、こんな感じでした。
それでも、手取り33万円程の収入に
なりました。更なる効率UPで休日を
増やそう!って思ってた矢先に、
今お世話になってる会社からお誘い
を受け、効率UPのモチベーションは
希薄になってしまいました。
To be continued
some day…
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の朝に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
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