最初の1ヵ月は立て続けに新しい
仕事を覚えなければならず、毎晩
予習復習に追われ、身体が疲れたの
何だのと言ってられる状況では
ありませんでした。一度同行したら
次から1人で仕事をするので、何か
対策を考えないとメタメタになると
思い、アンチョコを作ることに
しました。同行の際に取ったメモを
ノートに清書し、そのノートを
百均で買った透明ケースに入れ、
それを首から下げて仕事しました。
介護の仕事は利用者さんのご入院、
ご逝去、急なキャンセルなどがあり、
スケジュールの変動が多い仕事です。
特に夏は、子どもは夏休みになり
高齢者は体調を崩し、6月に200
時間あった私の仕事は、7~8月に
少々落ち込んでしまいました。
そこで私が生み出した格言…
「ゲロ吐くぐらい入れとけ」
隙間なくぎっちり入るまで営業の手
を抜くなという、自分への戒めです。
そこで私は毎月2回、登録している
全ての事業所にFAXを入れました。
空き時間情報と休暇願いがメインで
した。私は月30日働いて、手取り
30万を死守することを自分の
ノルマにしてましたので、31日ある
月だけ1日休める訳です。ある事業所
に口頭で休みをお願いしておいたら、
当日「何してるんだ!」という電話が
かかって来たことがあるので、二度と
そのようなことにならないよう、
FAXを入れる度に何度でも念押して
さしあげることにしました。
週に何コマも仕事を頂いていた方が
ご入院…。そういう時が一番、営業の
腕の見せ所でした。まずは責任者に
どれくらいの期間になりそうかと
打診します。退院が早そうであれば
その間は単発の仕事を入れてしのぐ。
「長くなりそう」とか「読めない」
とか言われれば「いったん別の仕事を
入れさせて頂いていいですか?」と
言って別の仕事を入れる。事業所は
退院までスケジュールを空けといて
ほしいでしょうが、だからって私の
収入を保証できる訳じゃないんで、
ダメだとは言えません。他の6社に
速報FAXを入れれば、一両日中に
仕事が入って来ました。
そこで私が生み出した格言…。
「自分のペースで仕事しろ」
劇団では半年先のスケジュールを
作るために苦しんでいたというのに、
介護の世界では月末にならないと
翌月のスケジュールが解らない…。
いったい人の生活を何だと思って
くれてるんだと。実際の話、ある
事業所の責任者は、翌月から支援中止
になる利用者さんがいるのに、私には
事前に教えてくれず、月末に渡された
スケジュールを見て初めて私が
気づいて「どうしましたか?」と
尋ねると「あ、それ、中止。」
の一言であしらわれました。私の心に
憎悪感が湧き「この人の仕事は二度と
受けない。」と決めました。
事業所が20日~月末に翌月の予定
を組むことを承知していたので、
私は月半ばに1回目のFAXを入れ
「20日過ぎてから電話しても武内
さんは埋まっちゃってるよ。」
という認識を定着させようと目論み、
徐々にそうなって行きました。そして
月末に全社の予定が出揃った時点で
空き時間をピックアップして、翌月の
頭に2回目のFAXを入れました。
To be continued
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の朝に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿