2019年2月24日日曜日

お風呂


「お風呂が一番の楽しみ」
なんてなっちゃったら
もう歳だってことですかね?
なんか、そんな風になって来ましたよ。

以前ご紹介した浦安万華鏡は、
男女が水着で入れる9種類の露天風呂と、
男女別で裸で入る10種類の内湯があって、
食事エリアも色々充実してて、
さながら都会のオアシスって感じなんだけど、
家から車で30分で行ける距離なのに
無料送迎バスを利用すると
あちこちで客を乗せながら行くんで、
片道1時間かかっちゃうんですよね。
家からバスポイントまでの歩きも入れると
3時間楽しむために5時間半かかっちゃう。
以前は自家用車で行ったんですが、今は
廃車しちゃってるので仕方ないんです。

最近のマイブームは、
葛飾区奥戸にある「古代の湯」
距離も家から格段に近いし、
新小岩駅から10分おきにシャトルバスが
出てて、片道10分で着いちゃうんです!
男女共用エリアはないものの、
2階に11種類の風呂があって、
3階に遊戯エリア、仮眠エリア、
リクライニングシートエリアがあり、
4階が食事、宴会エリアになってます。
1時間かけてたっぷりお湯を楽しみ、
リクライニングシートで1時間半
スマホを楽しみ、また30分お湯を楽しむ、
それが私のルーティーン。
着替えや往復の時間を入れても
3時間楽しむのに4時間あれば充分!

料金は通常¥2634ですが、
割引券を使うと¥2094
金券ショップで買うと¥1900
月・火は女性のみ¥1296
水・木は男性のみ¥1296
金曜は男女とも¥1296

今の仕事がフレックスタイムなので、
金曜は早めにあがって直行!が癖になりそう。
身も心もホッカホカになりますからね~
ケアマネ続けてくには、
気分転換する術も学ぶべきだと思うので、
金曜だけはクラの練習もなしにして
のんびりして来るのもいいかもね。

でも、暖かくなったら
行く気にならないかもね。

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武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新

2019年2月16日土曜日

老いとの戦い

明日も朝イチでバンドの練習なので、
ちょっと早めの投稿です。

去年の今頃、私はケアマネ研修を受けるため、
満員電車に揺られて新宿まで通っていました。
61歳の私が介護経験わずか5年で合格できた
のは奇跡みたいですが、努力せずに合格した訳
ではありません。記憶力が著しく衰えているに
違いないので、介護福祉士の試験翌日から1年
10ヵ月、みっちり勉強して臨んだんです。
(仕事が多忙で途中2ヵ月程ストップしたけど)
「20歳の人の3倍努力しないと受からない。」
最初からそう思っていたので、やるだけのことは
やったつもりです。

それでも
結果発表までの1ヵ月半は鬱っぽかった!
https://www.youtube.com/watch?v=m92x4u6K5_g&index=2&list=PLOo8BjA8QqVYaH_3rIx-VKtyJYT_97CLO&t=0s
※自分も世の中も閉塞感に満ちている中、
  憂鬱な気分を表現した曲です。

あれから1年、今は楽器と格闘しています。
「高校生当時の技術を取り戻し更に進化する」
を目標に始めたものの、覚えの悪さに閉口して
います。指使いの難しいフレーズは若い頃でも
繰り返し練習が必要でしたが、やればやっただけ
身についたものです。今はどうですか、毎日毎日
やれどもやれども、身について行きませんよ。

そう言えば50歳位でしたか、ミュージカルの
プロデューサーをしてた頃、男優が骨折して急遽
3日間の稽古で代役をしたんですが、セリフ覚え
の良かったはずの自分が、なかなか覚えられず
閉口したのを思い出します。その頃既に、役者
やめて20年が過ぎようとしてましたしね。

ついこの前クラを吹き始めた時「あと20年、
82歳になるまで吹きたい。」なんて言った
けど、こりゃ茨の道ですよ。毎晩、仕事を終えて
帰宅したら、寝るまで吹いてなきゃみんなに
ついて行けないんじゃないでしょうか。

ちょっと鬱っぽくなっちゃった…

周りがみな自分より上手だと、演奏しててとても
気分がいい反面「何糞っ!」って思っちゃう。
若い頃の負けん気が出て、追いつけ追い越せって
気持ちになっちゃうんですよ。それが励みになる
程度ならいいんですが、プレッシャーになると、
せっかくの趣味なのに、楽しめなくなっちゃい
ますよね。結果を考えずにベストを尽くすこと
だけ考えて、やって行くしかないですよね。

仕事でも、小さなミスや物忘れがある度に
歳のせいだと思ってしまいます。軽度認知症、
あるいは若年性アルツハイマーではないかと
いう不安がよぎります。1日中、何か忘れてる
んじゃないか、何かミスってるんじゃないかと
ビクビク怯えながら生きてます。若い頃は何を
しても人並み以上に出来るという根拠のない
自信がありましたが、今はその逆です。何を
しても人並み以下じゃないのか?

老いとの戦い、それは私にとって不満、不安、
鬱との戦いでもあります。若い人が物忘れしたり
ミスったりしたとこを見ると、ちょっとホッと
したりするんですけどね(笑)

Because, that’s my life !

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2019年2月10日日曜日

かまくら

昨日は東京でも大雪だって予報でしたが、大した
ことなかったですね。私が子どもの頃はひと冬に
何度も雪が降ったし、積雪20cmなんてことも
珍しくなかったですよ。子どもの身体だと
20cm積もれば膝まで埋まっちゃいましたね。
その頃はあちこちに空き地があったし、舗装
されてない道や車が入って来ない道もいっぱい
あって、子ども達は雪合戦したり、雪だるま
作ったりして遊んだもんです。

小学校3年だったか、4年だったか、雪が丸2日
振り続けて20cm積もったんですね。学校は
休校になり、友達数名が集まって遊んでたん
ですけど、両親が東北出身の子が「かまくらの
作り方を知ってる。」って言うんで、じゃあ
作ろうってことになったんですね。まず雪を
いっぱいかき集めて大きな山を作る。カチカチに
固めながら自分たちの背の高さぐらいまでの
でっかい山になったら、中をくり抜いて行く。
入り口は人が屈んでやっと通れるくらいで、
中は何人か入れるぐらいに広くする。半日がかり
で作ったかまくらは、3人の小学生が体育座り
で入っていられるくらいのものになりました。
でも、大人がやって来て「崩れて生き埋めに
なっちゃうから止めなさい。」って言われて、
せっかく作ったのに、壊すことになりました。

今の東京では、そんなことする場所も子ども達も
いないでしょうね。いい思い出です。子どもって
自由でいいですよね。ピーターパンですよ。

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2019年2月2日土曜日

クランポン

明日は早出でバンドの稽古に行くので
少し早めの投稿です。

私は中3になる前の春休みに、親から「東大と
芸大、どっちに行く?」と聞かれ、芸大って答え
ました。そんな実力があった訳ではなく、貧しく
て私立は無理だからです。東大なら都立普通科で
偏差値の一番高い学校群、芸大なら一番低い学校
群を受験しろと言われました。レッスンに時間を
費やしても内申が取れるようにってことでした。

中3から芸大OBの先生にクラ・ソルフェージュ
・聴音を習い始めました。クラの先生から「もっ
と良い楽器を使うべき。」と言われ、父は先生の
勧め通りクランポンを買ってくれました。48年
前に11万円しました。私は1年後、一番偏差値
の低い高校に入学し、部活に入らず音楽準備室を
借りて1人で練習してました。その年の12月に
挫折しクランポンは宝の持ち腐れになったけど、
父は文句一つ言いませんでした。家庭のゴタゴタ
の責任は自分にあると理解してたんでしょう。

高校卒業後は演劇学校へ2年間通い、演劇学校
卒業後の下積み時代、小遣いが足りず質屋通いが
始まりました。質草はクランポン。毎月利息を
払いに行ったついでに楽器の手入れをして帰り
ました。払った利息の合計が借りた元金を超えた
頃、私は質草を流しました。「音楽をやめた自分
には必要ない。」父の顔も浮かんだけど「自分が
もらった物。」と正当化し内緒にしときました。
後から解りましたが、父は楽器を失ったことに
気づいていたようです。でも、気づかぬふりを
してました。『親になって知る親の恩』時が経つ
につれ、心の痛みを感じるようになりましたよ。

その後私は、日本各地の子ども達に芝居を観せる
ため、人生の殆どを旅の空の下で過ごしました。
クラを吹きたいという思いは、実現することの
ない見果てぬ夢に終わるだろうと諦めてました。

ところが6年前に、介護の仕事に転職するという
予想だにしなかったことが起き、旅暮らしから
開放されました。そして、高校時代の先輩が
「もう使わないから。」と言って、クラを譲ってくれ
ました。「よ~し、吹くぞ~!」って意気込んだも
のの、なかなかお神輿は上がらずにいました。

去年4月からケアマネになったことで、週末に
休みが取れる確率が格段に上がりました。
「バンドに入れるかも…。」という希望が頭を
かすめた矢先の去年5月に、後輩が主催する
バンドの定期演奏会を久しぶりに聴きに行き
「いいな~」って思ったんです。

「高校生に戻ってから死にたい。」残り少ない
人生でやり残したくないこと、それはクラだと
悟りました。ケアマネの仕事に慣れて、精神的な
余裕が出てきたら始めようと心に決め、楽器の
修理のためにコツコツ貯金を始めました。そして
12月に楽器をオーバーホールして練習を始め
ました。

ついに今年、バンドデビュー!ところが、楽器に
馴染んで来るにつれ、クランポンへの思いが募り
ます…。「高校生の頃の技術を取り戻し更に進化
する!」が目標なら、楽器も取り戻さなきゃ!
そして、今は亡き父に詫びなければ!と。後輩に
クランポンを買いたいと相談すると、クラ奏者
である彼の奥さんが「吹き手のないクランポンが
家に1つある。吹いて貰えば楽器が喜ぶ。」と、
貸して頂けることに。これまでの人生で、これ
ほど自分が幸運だと感じたことはありません
でしたよ!良き後輩との出会いと再会によって
もたらされた最高の贈り物を、私は感謝いっぱい
の気持ちで受け取らせて頂こうと思います。

…こりゃあ、いい演奏しなくちゃね!

Because, that’s my life !

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