ある登録ヘルパーさんが、仲間から
「他にいい事業所知らない?」って
聞かれたんですって。103万円枠を
超えないように働いていた方が、
すぐ来年に配偶者控除が廃止される
と勘違いして、それを機に
「条件のいい事業所があったら
掛け持ちしてみようかしら。」
って思い始めたらしいんです。
聞かれたヘルパーさんは
「自信を持って勧められる事業所が
1つだけあるよ。」って教えて
あげたんだそうです。ちなみに
それは、残念ながら私の勤める
会社ではありませんでしたが…。
確かに控除がなくなれば
今まで「月8万でいいや。」って
思ってた人が「もう3万ぐらい
稼ごうかな~。」って思っても
不思議じゃないし、実際そういう方は
多数出て来るような気がします。
もし仮に、事業所にそういう方が
20人いたとしたら、毎月ヘルパー
ベースで60万円分の労働力が
パッと手に入る訳です。ただし、
全員が自分の事業所の仕事だけを
増やしてくれれば、です。
昨今、仕事はあるのにヘルパーさんが
いなくて廃業する会社が増えてます
から、この千載一遇のチャンスを逃す
手はないと、私ならずとも皆さん
お考えになるでしょうね~
この新たな労働力をより多く獲得
する為に、各社どのような工夫を
するんでしょうか?下手をすれば
底上げを期待してたのに
「ヘルパーさんがみ~んな、他社の
仕事を入れ始めちゃったよ~!」
なんてことになりかねませんもんね。
当たり前のことを当たり前に出来る、
それだけで、会社は社員も顧客も
ある程度満足させられると言います。
ヘルパーさんに『報連相』を指導して
いながら、自分達の方がいい加減…
相手への配慮や口のきき方を指導
していながら、自分達の方が鈍感…
なんて会社もあるかも知れませんね。
実際の話、当たり前のことが当たり前
に出来ずに、ヘルパーさんから愛想
つかされてる会社は、意外に多いと
思います。
更にレベルアップして、多くの人が
集まって来る会社にしようと思えば、
様々な改革が必要になるでしょう。
人集めの鍵は賃金ですが、介護報酬が
切り下げられる中、賃金を上げるには
相当の企業努力が必要でしょう。
今こそ自社の長所・欠点を
努めて謙虚に洗い出すとともに
ヘルパーさんにとって魅力ある
事業所とはどんなものかを考え
「あそこなら自信持って勧められる
よ。」って言ってもらえる事業所に
なるよう、経験則に捕われずに
議論することが急務である。
社運のかかった課題であると
思う今日この頃です。
皆さんは
いかがお考えになりますか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の朝に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
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