2019年8月25日日曜日

何だかな~

自給自足の時代に「何だかな~」とか思いなが
ら狩猟や農耕をしてた人って、いたんでしょう
かね?仕事が生命に直結してて、効率よく最大
の収穫を得るために日々考え、努力してたんで
しょうから、煮え切らない気持ち抱えたまま
働くなんてことはなかったんでしょうね。

私が演劇やってた38年間は、必ずしも自分が
やりたいことばっかやらせてもらえた訳じゃ
ないし、苦しいことも多かったけど、煮え切らな
い気持ちで働いてたって記憶はないです。
好きなことして食べさせてもらってるって
思ってましたからね。だからこそ、38年も
続けて来られたんだし、出来れば一生の仕事に
したかった訳ですよ。

世の中には「何だかな~」って思いつつも仕方
なく仕事続けてる方、結構いらっしゃるんです
かね?そういう場合、雑念を振り払って清々し
い気持ちで働けるように誰かが洗脳してくれ
ると助かるんでしょうが、洗脳されにくい人は
辛いでしょうね。セルフ洗脳するか、洗脳され
たふりするしかないですからね。職業上の役柄
を演じ切って、家に帰って、ようやくその仮面
を脱ぐことができる訳ですよ。ところが家に
帰ったら帰ったで、家族と折り合いをつけるた
めに自我を抑えたり、自己矛盾と向き合った
り、不条理な状況に追い込まれたりで、結局は
仮面つけて暮らしてくことになる…。それじゃ
あんまり辛過ぎるって思うなら、とりあえず
無邪気に遊んじゃうしかないですよね。だか
ら、遊び場だけは確保しときたいですよね。

私の場合は、音楽が遊び場になってますよ。
鬱々とすればするほど遊びに没頭します。
仮面つけたままじゃ良い作品は創れないので、
そういう意味では悪くない遊び場です。

職場でも家庭でも「何だかな~」って思わず
洗脳も仮面も必要ない人は幸せだろうけど、
職場でも家庭でも「何だかな~」って思いなが
ら、セルフ洗脳も出来ずに仮面つけて生きてる
人がいるとしたら、辛いですね!しかも無邪気
に遊ぶことすら出来なかったら、深い心の闇に
はまってしまいそうで、怖いですね。

だからさ、ね、
とりあえず遊び場見つけて、
無邪気に遊んじゃいましょうよ!

Because, that’s my life !

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2019年8月18日日曜日

ソフトシンセ

ウェーバーのクラリネット協奏曲
第2楽章の完コピが出来上がりました。

私がPCで音を創る時に使うのはFinaleという
作曲用のソフトで、スコアもパート譜も綺麗に
プリントアウトでき、多くの作曲家が使ってる
らしいです。そのソフトには、たくさんの楽器
の音源が入ってますが、あまり良い音色では
なく、音を確かめるためのものと考えてます。
しかも、たくさんある音源の中から楽譜に打ち
込めるのは16種類だけです。①フルート
②オーボエ、③クラリネット、④ファゴット、
⑤ホルン、⑥トランペット、⑦トロンボーン、
⑧第1ヴァイオリン、⑨第2ヴァイオリン、
⑩ヴィオラ、⑪チェロ、⑫コントラバス、
⑬ティンパニー、のパートを作ったら、
あと使える楽器は3つしかありません。
ハープ、ピアノ、ギター、ベース、サックス、
マリンバやヴィブラフォン、ドラム、その他の
打楽器、等々…。使いたくても全て使う訳に
いきません。ですから、クラシック音楽でない
場合は、弦楽器を高音域ストリングスと低音域
ストリングスの2パート、あるいは全音域の
1パートにくくってしまったり、ファゴットは
ソロで使わない限りカットするとかしてます。
そのソフトで大まかな強弱、テンポなど決めて
完成させ、midiというものに変換します。
それって何って聞かないでください。説明でき
ませんから。

次は17年ほど前に購入した
Cakewalk Music Creator
という編曲用のソフトを開き、そこにさっきの
midiを呼び込みます。そしてそこに別の音源を
呼び込みます。音源はピンきりで多種多様。
〇〇管弦楽団の奏者が〇〇ホールで録音した
音なんていうのが数十万円で売られたりして
ますが、私のやつはごく安いものなので、
Finaleの音よりは多少マシかなって程度です。
で、その音を各パートに乗せて行きます。最後
に細かい音符ごとの強弱や音の長さ、テンポ
などを整え「ただの音」を「音楽」に変えて
いきます。これに結構、時間がかかります。

いくつか大きな悩みがあって、まずはロング
トーンでのcresc. decresc. が出来ません。
オタマジャクシ1個ずつに強弱の数値を入れ
られるようになってるので、16部音符で
パラパラやりながらcresc.ならバッチリです。
でも、たくさんの音を一気に強くしたいと
思ってもダメ、1音1音クリックして数値を
打ち込んでいかなきゃならないので、大変!
それから、それぞれの音源に癖があります。
例えば、フルートらしく聴こえるように息の
カスレ音が微妙に入ってたり、マリンバらしく
聴こえるようにバチで叩くカチカチという音
が微妙に入ってたり、弦楽器は微妙に遅れて
入ってきて要らぬ抑揚がつけられてたり…。
頼んでもない細工が施されて、かえって邪魔に
なったりする訳です。それから、ジャズなんか
創りたくても、glissandoが出来ません。
オーケストラの場合は、レガートの曲で静かに
入って静かに消えるみたいな繊細な表現が
出来ません。ですから、この第2楽章みたいな
曲の完コピはとても難しい訳です。


若者は、五線だのオタマジャクシだの使わずに
いきなりグラフみたいなのに音を乗せちゃう
らしいです。なるほど五線譜ってグラフみたいな
もんですからね。でも、どの楽器が、どんな
動きしてるか目で見られるのがいいですよね。

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2019年8月11日日曜日

完コピ


珍しくカレンダー通りの3連休です。
昨日の朝、テレビつけたら高校野球やってて、
うちの近所の関東第一の試合だったんですね。
高校野球はハンカチ王子とマー君の試合観て
以来、じっくり観てないんですが、地元が出て
る時ぐらいは観るかって思って、もう後半戦
だったけど観始めたんですね。大型テレビで
観る野球は迫力ありますね!マー君の時は
まだ薄型じゃなかったのかな?プロ野球も
松井さんが引退して以来まともに観てないし、
大谷君の活躍はYouTubeで観ちゃうし、大画面
の野球を初めて味わったような気がしますよ。
でも何か、地元だから応援するって気が起きな
くなってる自分がいたんですよね。負けてる方
の学校に頑張れ!って応援しちゃいました。

高校野球にしても、プロ野球にしても、昔は
良く観てたもんですよ。1試合3時間ぐらい
かかるのにね!今じゃ時間がもったいなくて。
それに松井さんが辞めてから、日本の野球に
興味なくなっちゃって。高校野球はバント
ばっかやるし、ピッチャーの肩を酷使するし、
観てらんないんですね。

関東第一の試合が終わって、ポカンとなって、
さあ、この3日間何しよう…ってなったら、
楽器吹いて、ブログアップするぐらいしか
思い浮かばないんですね。あとは掃除して、
洗濯して、風呂入って、飯食って終わりか?
元々インドア派なので、ましてやこのクソ暑い
最中、外へ出てくって選択肢はない訳ですね。

人生残り少ないからって時間惜しんでばっか
いるもんだから何か浮足立っちゃって、何かを
じっくり「味わう」時間が持てないんですよね。
でも、思い出しました。クラ・アンサンブル
の編曲を始めた頃から4ヶ月間中断してたん
ですけど、ウェーバーのクラリネット協奏曲を
完コピしてたんですよ。1楽章が出来上がって
2楽章をやってる最中だったので、それを再開
すりゃあいいだけの話でした!PCのソフト
シンセで創ってるので、本物のオケではなく、
オケもどきですが、それでも1人コンサート
するには充分ですよ。今日ご紹介するのはクラ
の音が入ってますが、1人コンサートする時は
カラオケバージョンでやる訳です。


ウェーバーの次は、大好きなモーツァルトの
クラリネット協奏曲も創りますよ!A管の
クラじゃないと吹けない曲なんですが、半音
上げて、B♭管で吹ける伴奏にしちゃいます。
私、絶対音なんかないんで、へっちゃらで吹け
ちゃいます。ベニー・グッドマンのジャズも
創りますよ!

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2019年8月4日日曜日

良識を示す勇気

夏は熱中症で救急搬送される方が多いですね。
要介護の高齢者も多いです。部屋にエアコンが
ない、あっても使わない、水を飲むとトイレが
近くなるから飲まない、なんて方が体調を崩さ
れる場合が多いですね。でも、そういうことを
お伝えしても、ご本人が拒否されれば、介護者
はそれ以上どうすることもできないんですね。

逆に、利用者さんが「風呂は毎日入りたい。」と
言っても「週3回が適当。」とか、「月1回で
充分。」と言っても「せめて週1回は入るべき。」
とか言われることがあるらしいです。エアコン
使わないと熱中症になりやすいのは客観的事実
ですが、風呂の回数は価値観の押しつけですね。
かと言って、利用者さんの意向に沿ってばかり
いると「言いなりケアマネ」の汚名を着せられ
かねませんので、ご利用者様本位もなかなか
難しいものです。

先日、高校野球の岩手県大会決勝で大船渡高校
のエース佐々木君が登板せずに大敗したことが
話題になりましたね。彼は県大会で7月16日に
19球、18日に6回無安打無失点で93球、21日
に延長12回を投げ抜き194球、24日の準決勝
に15奪三振完封勝利で129球投げていました。
肩、肘に違和感はなく、体に張りがある程度
だったので、翌日の決勝戦に連投すると思われ
ていました。しかし、彼を3年間見守り続けて
来た国保監督はエースの登板を回避して、念願
の甲子園出場を逃したんですね。監督は決勝戦
終了後に、こう語ったそうです。

「決勝戦を勝てば素晴らしい舞台が待っている
 ことは解っていたが、今まで3年間の中で、
 壊れる可能性が一番高いかなと思い、私には
 決断できませんでした。」

選手も、PTAも、学校関係者もみな甲子園出場
を期待し、自分も監督としての名声を得られる
と解っていて、もし負けてしまった場合の周囲
の失望と批判を考えれば、他校の監督同様、
球児の将来など考えずに投げさせるでしょう。
でも、国保監督は佐々木君の将来を気づかい、
良識を示しました。この愛と勇気に溢れた行動
を、元プロ野球選手の解説者がテレビ番組で
批判したそうです。

「歴史の大投手達はみんな投げている。怪我は
 スポーツ選手の宿命。痛くても投げさせる
 くらいの監督じゃないとダメ。」なんだとか。
この方は「脚力を鍛えるには兎跳びがいい。
練習中も試合中も水を飲んではダメ。」などと
言われてた時代の非科学的妄想から抜け出せ
ないんでしょうかね。メジャーリーグでは100球
超えたら投手交代。登板間隔もきっちり空ける
のが選手への配慮として当たり前に行われて
いますが、そのメジャーリーグを日頃から
糞味噌に言ってる方ですからね。高校時代、
あるいはプロに入って肩を酷使して選手寿命を
縮めた投手は大勢いるというのに、呑気なもん
です。もし、投げさせて怪我させても、何とも
思わないんでしょうね、こういう方は。

このコメントに、
今度はプロの現役投手達が批判。
その批判を部外者の芸能人がまた批判…
と波紋が広がっています。

良識を示す勇気、大切にしたいですね。

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