皆さんは、ミケーレ・マンガー二さんっていう
作曲家をご存知ですか?素敵な曲をたくさん
描かれてるので、興味を持ってネットで調べて
みたんですが情報が少なく、イタリア人で私よ
り10歳年下。作曲家で、指揮者で、クラ奏者
だってことぐらいしか解りませんでした。
私、叙情的な美しいメロディーが大好きでね。
YouTubeでクラの演奏を聴くと、早い音符を
軽々吹いて技術をアピールするのが多いけど、
じゃあそれが心に響くかって言うと必ずしも
そうじゃない。心に響く曲ってのは、古今東西
ゆったりとした曲ですよ。日本なら“赤とんぼ”
“ふるさと”アメリカなら“ダニーボーイ”
ショパン様だって名曲いっぱい描いてるけど、
やっぱノクターンは心に響く名曲揃いですも
んね。フィンランディアとか、組曲惑星の木星
とか、ツィゴイネルワイゼンとか、多くの楽曲
の中間部に、心に響くゆったりとした旋律が
出て来ますしね。
今回は、マンガー二さんの楽曲の中から、
皆さんにご紹介したいなって思った曲を4曲
選んでみました。でも、多くの方々が演奏され
てるので、動画のチョイスに困りましたよ。
技術、音色、お使いの楽器、録音状態、オケ伴
かピアノ伴か等々、色々考えちゃうと選べなく
なっちゃうんで、結局、自分の心に響いた演奏
を選ぶことにしました。ですから、必ずしも
私好みの音色や演奏スタイルとは限りません。
“ロマンツァ”
https://www.youtube.com/watch?v=afpAB8JnOFI
やたら動き回るのは笑っちゃうと言うか、好き
じゃないし、もう少し抑制をきかせてバリバリ
鳴らさないでほしいんですけど、、この方の歌心
は断突。誰にも吹ける曲を、誰にも吹けないく
らい感動的に吹くって感じがして、素敵です。
“ダンシング・ドール”
https://www.youtube.com/watch?v=hoZ5YCao4KA
ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」
に登場する、しがない仕立て屋みたいな風貌
だけど、Crampon TOSCAにBackun MoBa Barrel
を付ける勇気を買ってのチョイス。私の先を行って
下さり、大いに意を強くしましたよ。バレルのせい
かどうか解りませんが、高音域も窮屈にならずに
まろやかな音で吹いていらっしゃいますね。大い
に見習いたいです。
“エグゼクティヴ”
https://www.youtube.com/watch?v=S6liExRtLAU
イタリアの作曲家の曲なので、PATRICOLAを
お使いの方が動画を多くアップされてますね。
普段着で髪ボサボサで、どこのオッサン?って
思っちゃうけど、プロのクラ奏者です。
“アルバムの綴”
https://www.youtube.com/watch?v=LgaGDPa73nA
この曲は素敵な演奏が多くて、一番チョイスに
困りました。この方に決めたのは、やはり一番
心に響いたからです。高音域の音がやや窮屈
なのが、逆に健気に頑張ってる感が伝わって
来て、胸がキュンとしちゃいました。因みに、
お使いの楽器はCrampon TOSCAですが、バレル
は別のを付けてるのかも知れません。私はこの
「アルバムの綴」好きです。アルバム見て昔を
懐かしんでる感じなんでしょうか。私は夜明け
と夕暮れを同時に連想します。「人生色々ある
けどさ、一晩過ぎればまた朝が来るよ。」って、
「生きてるからだよ。」って、「だから命ある
限り前向きに生きようね。」って、励まされて
るような気持ちになります。
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