私がヘルパーになりたての頃に、ベテランの
ヘルパーさんから、こんなこと言われました。
「技術は経験で身につくけど、ハートはそうは
いかない。持って生まれたものよ。あなたは
それを持ってるから大丈夫、何があっても自信
を持って続けなさい。好かれてないヘルパーは、
いくら介助が上手くても難癖つけられて切られ
るけど、好かれてるヘルパーはミスしても『次
から気をつけてね』って言ってもらえるのよ。」
その時私は、単純に「そうか~。良かった~。」
って思っただけだったけど。今思い返してみる
と、深いお言葉だったな~って思います。
音楽なんて、まさにそうですもんね。
作曲家が自分のイメージを伝えようと楽譜に
色んな記号を書き込んで、指揮者や演奏家は
それに従って演奏します。f って書いてあるか
ら大きな音とかね。でも、本当はそうじゃない。
気持ちが高まるから自然と大きくなるんです。
じゃ、その気持って何ですか?作曲家本人にし
か解らないでしょ?だから演奏家は、その気持
ちを追体験しなきゃならない。それにはハート
が必要だって訳です。f だから大きくという
演奏から、感動は生まれないんでしょうね。
技術は経験で身につくってったって、毎晩練習
してても63歳の脳にはなかなか蓄積されてか
ないんですよ。三歩進んで二歩下がるの精神で、
根気よく練習を積み重ねてくしかないですね。
ケアマネ受験の時と同じように、若者の3倍は
努力するつもりでいないとね。つっても、寝る
前に2時間吹くのがやっとですけどね。ハート
だって、歳とともに錆びついて無感動・無関心
になって来ちゃってますから。みずみずしい
感性を持ち続けていたいけど、
どうですかね…
Because, that’s my life !
名も無き親爺が人生を語る
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武内利之の「ザッツ・ライフ」
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