2015年6月29日月曜日

不思議…

私がまだ20代後半で役者だった頃、
私が出演していた劇団の代表者が
新作ミュージカルの脚本家を
決めるために視察に行くと言って
私を誘って下さり“オズの魔法使い”
というミュージカルを鑑賞しました。
名作ミュージカルをかなり大胆に
アレンジして大劇場で公演して
いましたが、私は率直に言って感心
しませんでした。代表者の方も、
その取り巻きの方々も、あまり好印象
ではなかったようなんですが、
何故が新作はその作品を手掛けた人
に脚本・演出をさせることになりました。
で、台本を描かせたら案の定良くない。
第2稿を描かせても良くない。
時間がないので見切り発車で稽古を
始めたら、演出がまた良くない。
役者達から大ブーイングで、結局その
演出家は降板し、代表者が後を引き
継ぐことになりました。いったい
何の為の視察だったのか、不思議な
ことがあるもんだと思いましたよ。

アンビルトの女王を
誰が何故に採用したのか、
これも不思議ですね~。
予算はミュージカルなんて規模じゃ
ありませんよ、2520億円!
他国の競技場の5倍ですって!
当初の予算の倍に膨らんじゃって
東京都にも負担しろと迫ったり
屋根が出来るのは五輪終了後で
追加予算がなきゃ出来ないとか
よくもまあ、そんなみっともない
ことが出来るもんですね。
恥ずかしくないんですかね?
不思議です。

『船頭多くして船山に登る』なんて
言いますが、船頭不在ですね。
ロス五輪の時のピーター・ユベロス
さんみたいなプロデューサーを
立てりゃあいいのにね、不思議です。

建設費が膨らめば
建設業界の仕事が増える。
そうなれば政治献金も増える。
企業への天下りも増える。なんでも
予算10億円で天下り1人ってのが
企業と役所の暗黙のルールらしい
ですから、1000億円追加なら
100人いっぺんに増やせますね。
税金を元手に政・官・財の皆さんが
お幸せになれて、いいですね。
そうか、だから船頭不在にして
ドサクサ状態作ってるんですかね?

要はオリンピック特需に群がる方が
たくさんいらっしゃるって
ことなんでしょうか?
しかしマスコミは
オリンピック特需なんてワードは
使ってませんよね。不思議です。

マスコミと言えば、先日
「マスコミを懲らしめるには広告料
収入をなくせばいい。」と発言した
議員、あれ、私の家のすぐ近くに住む
地元選出の国会議員でした。その方、
前にも議場での「子ども産め!」
発言でひんしゅくを買った方なんで
そういう議員を懲らしめるには
票を減らせばいいと思うんですけど、
減らずに再選で「不思議…」なんて
ことにならなければいいんですが…。

皆さんは
いかがお考えになりますか?

武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の朝に更新。
E-mail:
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