大阪都構想の是非を問う住民投票で
反対票が過半数を超えたため
大阪市長は任期満了とともに
政界からの引退を宣言しました。
彼の政治思想についての是非は
別として、やる気のある政治家が
引退してしまうのは残念なことです。
人件費バッサバッサ削って
あっという間に財政を黒字にし、
国の直轄事業の負担金を「ぼったくり
バーの請求書みたい。」と噛みつき、
就任挨拶で「皆さんは倒産会社の社員
だと思って下さい。」と言って
拍手喝采を浴びましたよね。
「やる気があれば出来るんだ~。
出来ないのは、やる気が無い
だけなんだ~。」って、あの時
大阪府民のみならず、全国の有権者が
気づいたんじゃないんですかね?
しかし不思議ですね~
大阪都構想を争点とした市長選では
圧倒的に支持されたのに、今回は
反対票が多かったんですから。
20~40代の男性は圧倒的に賛成が
多くて、反対の多かったのは女性と
高齢者だそうですよ。
「大阪市を無くしたらあかん。」とか
「迷ったら反対票を。」とかいう
見え見えのキャンペーンが
功を奏したんですかね?
高齢者の無料パスを廃止して
その代わりに学校給食を始めたのが
心証を悪くしたそうで、これは
日本全体の問題として考えた方が
いいのかも知れませんね。すでに
50歳以上の有権者が過半数を占め
しかもその世代の投票率が高い。
『子ども手当』の時も「あたしらには
何のメリットもない。」って言う
中高年の方、多かったですからね。
的確に現状を分析し
改革の方針を打ち出し
有権者に解りやすく、力強く発信し
即行動に移す。抵抗勢力に屈しない。
彼のような人物が他にも出てきて
政策論争で競い合ってほしいですよ。
葬り去ってる場合じゃないんですよ。
東京23区も大阪みたいに
区長や区議は置かず名ばかりにして
東京市にした方がいいんでしょうか?
それとも、6つぐらいの区に再編
した方がいいんでしょうか?
この狭い地域に23もの自治体が
あるって、不効率ですよね。
今はコンピューターで事務処理が
早いんですから、できますでしょ?
「国家国民の為に働かせて下さい!」
と言うなら
議会と行政を徹底的に効率化して
浮かしたお金で子育てと老後の安心に
役立てたらいかがでしょうかね?
オール与党やってないで
そういう政策打ち出してほしいです。
廃藩置県ほど大変なことじゃ
ないんですから。
皆さんは
いかがお考えになりますか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
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