つい最近のことですが
バイクに乗っていた若者が
熱中症で倒れたお爺さんを見つけ
バイクから降りて、通行人と一緒に
お爺さんを助けていたら
「ハイ、駐車違反、罰金9千円。」と
警察官に違反切符を切られたという
報道に世間の批判が集中しています。
仕事熱心な警察官は辛いですね…。
私が25歳の頃、原付バイクで
8~20時の時間限定で一方通行に
なる道に8時10分前に逆侵入し
道に迷ってうろうろしてる間に
8時を過ぎてしまい、出口付近で
取り締まりにあいました。
事情を説明して切符は切られずに
済みましたが、あれは、何で出口で
待ってたんですかね?入口にいて
「ダメだよ~。」って言った方が
事故は未然に防げるんですけどね。
信号のない交差点の先に巡査が2人
立っていて、一時停止義務違反を
取り締まってました。違反するのを
見届けてから切符切るんでしょうが
もしそこで死亡事故が起きたら大変
ですね。被害者の家族なら未必の故意
で訴えたいところですが、2人の巡査
が罪に問われることのない法的根拠
があるんでしょうね。でも、決して
良い気分ではないと思いますよ。
「ストーカーに殺される。」と
助けを求める女性がいても
虐待を受け命の危険にさらされて
いる子どもがいても、殺されてから
でないと動けない。故に
なかなか人様に喜んで頂けない。
そういう部署に入ってしまった
警察官は本当にお気の毒です。
かなり気分悪いと思いますもん。
『警察』の語源は警邏して査察する
つまり警戒して視察すること、要は
事故や事件を未然に防ごうという
志で出来たのかも知れませんが
実際には違反や犯罪が起きてから
犯人捕まえたり罰金取ったりするの
が主要な業務になってるようです。
抑止力になるから、ですよね。
でもこれ、もし介護の世界でやったら
大騒動になりますよ。
「倒れることは予知できましたが
倒れてみないとご本人、無理な
ことにお気づきになりませんから
倒れるのを見届けてから
ご注意申し上げました。
二度と同じ間違いを犯さない
ように罰金も頂きました。」って。
ちゃんと抑止力になって、この方
次からご自分で歩こうとしなくなる
かも知れませんが、その前に
カンカンに怒って事業所
変えられちゃうでしょうね。
「前代未聞の呆れた介護ヘルパー
お前は何様のつもりか!」なんて
大見出しつけて、ワイドショーの
餌食にされちゃいますよ。
でも実際の介護ヘルパーは
そういう手法を強要されないし
察して警護することが
許されている仕事です。そのうえ
皆さんに喜んで頂いて「有難う。」
なんて、しょっちゅう言われて
かなり気分のいい仕事なんです。
私達は幸せですね。ですから
たまに落ち込むような
ことがあっても
頑張らなくちゃいけませんよね!
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の朝に更新。
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