2014年11月21日金曜日

チーム・ケア

介護の世界に
チーム・ケアという言葉があります。
介護はヘルパーだけの仕事ではなく
医師・プランナー・責任者・ご家族
みんなで利用者さんをケアする
という考え方です。
しかし、チーム全員が集まって
相談する訳ではありませんから
各ポジション間の情報交換が
大切になります。

とは言うものの
情報交換もへったくれもない
というような事例も結構あります。

<事例1>
主力ヘルパーが
過剰サービス常習犯
故に利用者さんは我儘放題になり
常識的なヘルパーは馴染めず
そのお宅に定着しない。
主力ヘルパーを外すこともできない。

<事例2>
やはり過剰サービス
常習犯のヘルパーが
コレステロール値の高い
利用者さんの支援に入る度に
自費で買った生卵を持ち込み
卵かけご飯でお食べになりましたと
自慢げに連絡帳に書き続けているが
そのヘルパーを外すことができない。

<事例3>
認知症の女性の服薬確認と見守り
コミュニケーションなどを
30分行うはずが
利用者さんの拒否が強いため
ただ薬を手渡すだけの
1分もかからない支援が
ずっと続けられている。

<事例4>
要支援の利用者さん宅で
生活援助を行う、その傍らで
ご本人は愛犬を小脇にかかえ
立ったり座ったり動き回ったり
快適な生活をエンジョイされている。

<事例5>
血圧200を超えているのに
服薬されない利用者さんの
移動支援を依頼されたものの
それでは支援を開始できない。
けれども通院介助だけは
行くことになっている。
(当ブログでご紹介する事例は全て
 現在、私が所属する会社の事例
 ではありません。)

私はヘルパーなので
チーム・ケアの一員です。
しかし権限はありません。
意見も求められません。
とは言え
もしそのような事例に
出くわした場合には
私も責任を
感じるべきなんでしょうか?

皆さんは
いかがお感じになりますか?

武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp

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