2016年2月29日月曜日

民主党の野田佳彦さんが国会で
総理大臣経験者としては異例の
質問に立ったんだそうですね。
民主党政権当時に
野田総理と安倍総裁による
党首討論の場で、議員定数の削減を
約束して衆議院解散を決めた経緯を
振り返り「国民に嘘をついたことに
なりませんか?」と言ったそうです。

次々と公約違反をして下野した政権
の総理だった方だけに、ご自分が
見えてないのかな?って思いますね。
人間、誰にでも間違いはありますから
間違いを犯した人は絶対に人を
批判してはならないという訳じゃ
ないですけど、つい最近のこと
ですし、他にも言いようがあった
んじゃないかな~って思います。

去年、安保法案のことで騒ぎが
ありましたが、自民党が公約して、
選挙に勝って、やったことですから、
嘘をついたことにはなりませんね。
議員定数削減に関しては、約束を
果たしてないのは確かですから、
嘘つき呼ばわりされても仕方ない
ってことにはなるんですが…。

東芝の元社長・土光敏夫さんは
「議論することは良いことだが、
 互いに自らを問い、自らの姿勢を
 正すことが先決である。」
(当ブログで2015年3月13日
 『己を知る力』で紹介)
と言っていますが、大賛成です。
自分を棚に上げて行う議論からは
無責任な結論しか得られないですよ。

日本の選挙制度が小選挙区に変わり
政権交代可能な2大政党制を目指す
という流れになったものの、
1強多弱の構図が定着化
されつつあるのは、国民にとって
有り難いことではないですね。
万年与党は権力にあぐらをかき
既得権をむさぼる。国民の声にも
無頓着になって行きますね。
たまにバラマキやったり
目玉人事やったりして
人気取っときゃいい、
北朝鮮や中国を悪者にして
ナショナリズム煽っとけばいいと、
国民を舐めてかかりますね。
万年野党は出来もしない綺麗事
ばかり並べて、政権批判に終止する。
政策の実現性より己の保身が優先
される。政権復帰を目指すために真に
必要な議論をしようとしない。
「批判票でも何でもいいから、
 自分だけは受かりたい。」
ってなことになりかねませんね。

是非とも国民のために
良識と責任感のある
政権交代可能な2つの政治勢力を
作って頂きたいものです。

武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・木の朝に更新。

0 件のコメント:

コメントを投稿