先日、
妻が2泊3日の旅行に行ったんです。
妹と娘夫婦と4人で
大阪のUSJへ行きました。
せっかくだからと、翌日は京都を
観光してきたらしいです。
一緒に行くかと誘われましたが
「2時間待ちでハリーポッターなんて
ヤナコッター。」って
断っちゃったんです。
帰って来るなり
「大阪って感じだよ~」って言うから
「何が~」って聞いたら、
入場料も食事も土産物も
何から何まで高くて
ディズニーランドの1.5~2倍位
お金がかかっちゃったんですって。
そのくせ結構ショボかったって…。
オーマイガー!
行かなくて良かった!
私は大の行列嫌い。
その上、高い物嫌い。
きっと怒り狂っていたことでしょう。
…とは言うものの
その間、私はテンションが上がらず
なんだか塞ぎこんでましたよ。
あらかじめ慰謝料として
お小遣い3千円頂いてたんですが
ピカソ(ドン・キホーテ)へ行って
そのお金でスマホの
頑丈なケース買っただけで、
ほぼ家ん中でグダグダしてました。
私、結構なインドア派でして、
掃除・洗濯・食事・30分半身浴・
ストレッチ・作曲・ブログ・FB・
テレビor音楽観賞・お勉強、なんて
ことしてるのが好きなんですよ。
外出はせいぜい買い物とウォーキング
ぐらいなもんですが、それでも
アッという間に時間が経っちゃって
ぜんぜん足りないくらいです!
男と女、入れ替わった方が良かったね
って、妻とよく話してるんですが、
これはもう貧乏育ち故ですかね、
お金がかからないんですよね。
しかも、どこかへ行ったり買ったり
しなくても、精神生活は
精神の広がりで幸せになれますから。
だから、歳とって外出できなくなって
先にボケちゃうのは妻の方だと
思いますよ。
…とは言うものの
やっぱり妻の存在は私にとって
重要だったんですかね?
自分の元気のなさに
自分でも閉口しました。
どうせ2人で家にいたって
食事と買い物の時ぐらいしか
一緒にいないんですが、
そんな人でも『居てくれる』ことが
有り難いことなんでしょうか?
じゃあ、プロデューサーとして
年間240日も旅暮らししてた頃は
どうやって生きてたんだと
不思議になりますよね!
私としては、その仕事をやると決めた
以上は逃げ出せないんですから、
その環境でも自分なりに幸せを
見出せるように自分をコントロール
するしかないと無意識のうちに悟り、
実践していたんだと思いますよ。
介護の勉強をしてると『適応機制』
(防衛機制)について学ぶんです。
欲求不満により社会に適応出来ない
状態に陥った時、本能的衝動を
コントロールし自我の再適応を
試みるメカニズムなんだそうです。
抑圧・投影・同一視・取り入れ・
合理化・反動形成・分離・退行・昇華・
打ち消し・置き換え・補償・
自己への向き換え・逆転・知性化
があるんだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E6%A9%9F%E5%88%B6
当時の私は、家族と一緒にいたい
という欲求を抑圧し、家族への愛と
義務を分離し、自らの仕事を昇華し、
芸術創造や健康管理に欲求の対象を
置き換えていたのかも知れません。
ともあれ、24年間に渡る旅暮らし
から開放され3年が経ちました。
そして、人生のパートナーである
妻の存在を再確認しました。しかし
これから一切の適応機制なしに
生きて行けるとも思えないんですが、
なるべく妻との折り合いをつけて
行かなきゃなって、思いましたよ。
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・木の朝に更新。
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