世界の歴史を学ぶと
戦争が起こるきっかけは
○○事変というような出来事があり
その原因は○○にあるという
プロパガンダ(情報操作)がなされ
○○憎しという国民感情をあおり
『自衛のため』戦争やむなしとなる。
言わば、これが定番です。
邦人の誘拐、脅迫、殺害という
事変を起こしたのはテロリストだ…。
脅迫の動画、被害者の生前の姿、
ご家族の悲しみ、各国首脳の
メッセージが繰り返し放映され
憎悪の対象が
一点に集中されて行く…。
国際社会と言う名の
戦争ができる国々の仲間に入って
共に戦うんだそうですが
いったい、いつ誰が
そういう覚悟を決めたんですかね?
今の戦争は宣戦布告~戦争裁判
というパターンではなく
制海権も制空権も関係なく、平和な
街で突然テロが起るんですよね。
いったい、誰の許しを得て
そういう覚悟を決めたんですかね?
9.11.同時多発テロの時には
「何故標的にされたか?」という
議論だけが欠落したまま、結局
イラク戦争勃発の潜在的要因と
なりましたが、今回の日本人誘拐も
やはりその議論だけが欠落したまま
事が進んでいるように感じます。
今回の事件では『人道支援』が
キーワードではないでしょうか?
戦争行為ではないと言いたいんで
しょうが、戦争状態にある地域の
一方の勢力だけに資金援助すること
は戦争行為に等しい。これは
世界の常識じゃないでしょうか?
少なくともテロリスト側がそう解釈
することは容易に想定できますよね。
ですから、単純に「いいことをして
いるのに何故?」としか考えられない
一般国民にも、それが解るように
マスコミは報道すべきなんですが
どうもその気配がないですね。
テレビの向こう側では
「○○さんに殺されたようなもんだ」
などと言うと
「テロリストと同じことを言うのか」
と攻撃され
言いたいことが言えない空気に
なっているように感じます。
それをご覧のお茶の間でも
同様の空気なんでしょうか?
今、起きていることの本質を
歴史の教訓に学びながら
感情的にならず冷静に
見定めなければならないと
私は思うんですが…。
当ブログでこの話題を扱うことが
適当であるか否か迷いましたが
「言えない空気の圧力に屈して
良いのか?」
と自問する自分がいましたので
あえて触れてみましたが
皆さんは
いかがお考えになりますか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
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