私は物作りの仕事をしたことは
ありませんが、生産効率を高める
ということは大変に重要なこと
なんだと思います。競争の激しい
業界では、血のにじむような努力を
なさってるんじゃないでしょうか?
だって同じ物を作るのに
60分で出来る会社と
66分かかってしまう会社とでは
10%も誤差がある訳ですから
その10%分で商品の質を高めれば
顧客は満足し商品は良く売れる。
賃金が上がり休暇は増えるので
良い人材が集まり志気も高い。
内部留保も増えリスクに強くなる。
どんどん差が出ちゃいますよね。
私が長年やって来た演劇は
絵に描いたよな衰退産業でしたから
少ない投資でより良い評判を得て
より高く、より多くの仕事を獲得する
それが生死を分ける程に重要でした。
経験則に頼らない新しい方法を
常に考え出さねばならないという
強いストレスを感じながらの
仕事だったんです。
しかしそれも、いよいよ行き詰まり
未知の業界に転職した訳ですが
地獄から天国とはこのことか
介護の世界では効率より
福祉精神が優先されるようで
同じ収益を上げるのに
倍の時間かかっても問題視されない
とてもおおらかな世界なんです。
他業種と比べ給与水準は
未だに低いという声もありますが
それでも、不思議なことに
効率を高める話は出て来ません。
郷に入れば郷に従え
新天地の風土に早く慣れて
おおらかな気持ちで仕事ができる
そんな自分に変わって行かねばと
思う一方、本当にそれでいいのかと
一抹の不安を拭いきれない
今日この頃の私です。
皆さんは
いかがお感じになりますか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿