2014年12月19日金曜日

システマティック

「いらっしゃいませこんにちは~」

コンビニに入った途端に
耳に飛び込んで来てムッとします。
どうせ心のこもってない
決まり文句を言うなら
「他より高くてごめんなさ~い!」
って言ってくれた方が断然
好感度UPしますよ。

皆さんは
役所や郵便局などの公共機関
コンビニやファミレスなどの
チェーン店で
決まりぎっちょんな対応に
閉口したこと、ありませんか?

「ハハ~ン、マニュアルだな~。」

組織と言うものは
大きくなればなるほど
人の管理が難しくなる
だからマニュアルが必要だ
それは解りますよ。解りますが
もうちょっと顧客心理を考えて
現実に即したものに磨き上げるか
現実的対応のできる人を育てるか
出来ないもんでしょうかね?
でないと「マニュアルの弊害」
なんて言われちゃいますよ。

しかし、大きい組織には
システマティックという
利点があるようにも思われます。

仕事をうまく進めるための
知恵を集約し描かれた設計図
組織のルーティーンのようなもの
それがないと
立案~検討~決定~実行~反省と
潤滑に仕事が進んで行かない。

ところが、私の経験では
小さい組織では難しかったです。

私は38年間で
三つの劇団に所属しましたが
ある劇団は家族的
ある劇団は独裁的
ある劇団は欺瞞的でした。(順不同)
システマティックな体裁はあっても
実際の運営は場当たり的で
個人商店の域を出ない
という印象が強かったです。

トップダウンの是非は別として
大切なことは
各人の責任と権限を明確にし
意思決定のプロセスと
指揮系統をはっきりさせること
そして、やると決めたらやる
やらないと決めたらやらない
なし崩し的な形骸化は許さない
そういう厳格さがないと
人々がみな得心して働けない。
短期的には突っ走れても
中長期的には行き詰ってしまう…。

そんな経験から
小さな組織でもシステマティックに
運営することが肝要だと
思うようになりましたが
皆さんは
いかがお感じになりますか?

武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp

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