独善という言葉を調べてみたら
一見、相反する2つの意味が
書かれていました。
1, 他人に関与せず、自分の身だけを
正しく修めること。
2, 自分だけが正しいと考えること。
(ひとりよがり)
この言葉は儒学者、孟子の言葉で
性善説に基づいて書かれた『尽心上』
という書物に書かれているそうです。
他人に関与しないのなら
自分の考えを貫くのもいいでしょう。
しかしそれが多数の声『世論』
となれば、民主主義の世の中では
世の中を動かす、または他人の人生を
左右する力になり得ますよね。
我が国では
同性婚を法律で認めるには
もっと議論が必要だと考える人々が
57%もいるという世論調査の
結果が出ました。そう言えば
かつて夫婦別姓なんて議論が起きて
66%の人々が問題ありと答えた
世論調査の結果もありましたね。
同性婚を望む人々や
夫婦別姓を望む人々にとって
法律で認められていないってことは
法律で禁じられてるってことですね。
では法律は何の為に
人々の営みを禁じるんでしょうか?
他人に迷惑がおよぶ危険性があると
考えられるからですよね。
では、同性婚や夫婦別姓は
法律で禁じなければならないほど
他人に迷惑をかける可能性が
あるんでしょうか?
自分自身が
同性婚なり夫婦別姓なりを
強要されているなら“No”
と言うのは当然のことですが
他人が誰にも迷惑をかけずに
そうしたいと言ってるんですから
好きなようにさせてあげては
いかがでしょうか?
「同性同士だと子どもの問題も
ありますからね~。」とか
「家族の名前がバラバラじゃね~。」
とか、自分は思ったとしても
他人に強要することないでしょ?
「俺達はクジラ食べないから
お前たちも止めろ。」と言う人達と
レベルが一緒になっちゃいますよ。
ところで
ヨーロッパのルクセンブルクという
小さな国で、ごく最近
同性婚が合法化されたんですって。
そしたら、かねてから同性愛者である
ことを公言していた首相がすかさず
同性婚すると発表したそうですよ。
なんで、こんなに違うんでしょうか?
皆さんは
いかがお考えになりますか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
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