ベランダで洗濯物を干してたら
ご近所の奥様たちの会話が
聞こえてきました。
Aさん「昨日さ~、北口にお~きな
スーパーが出来たって言うからさ~、
行って来たのよ~。」
Bさん「昨日は私、あんまり調子良く
なかったから、ずっと家にいたわよ。」
Aさん「ま~、本当に広いのよね~。
人がいっぱい来ててさ~。」
Bさん「娘は仕事先で食べて来ちゃう
って言うから、一人で御飯作って…。」
Aさん「色んなもの売っててさ~、
また安いのよ~。白菜なんか100円
よ~。だから昨夜はお鍋にしたのよ。」
Bさん「うちは人参とジャガ芋がいっ
ぱいあるからカレーにした。」
Aさん「毎日考えるの面倒臭いじゃ
ない?私、お鍋好きだからさ~。」
Bさん「私はカレーなら毎日でも飽き
ない。だからいっぱい作っちゃうの。」
Aさん「昆布ダシでお魚も入れてさ、
美味しいのよ~。」
Bさん「私は鶏肉。カレーにはトリが
一番合うのよ。」
Aさん「娘もお鍋、大好きだしね。」
Bさん「うちは、娘はあんまり食べな
い。お菓子ばっかり食べてて…。」
Aさん「娘がね、北口に大きなスーパ
ーが出来たって言うからさ、ちょっと
遠いけど2人で行ってきたのよ。」
Bさん「私は、ここんとこなんか調子
悪くてさ…。」
この方たちは、別に反目し合ってる
訳じゃないんです。高齢者ですが
毎日お茶飲みしてる仲良しさんです。
でも、相手の話には乗らないんです。
でも、どちらも怒りはしないんです。
妻にこの話をしたら
「女の会話はそんなもんよ。」
とのこと…。高齢者ばかりでなく
若い女性も似たり寄ったりの
会話をしてるそうなんですね。
ですから、世に言う女子会なるものは
お互い言いたいこと言い合って
スッキリして帰るものなので
すっこんでたら一言もしゃべらずに
終わっちゃうんだそうです。
ただし、ゴシップ的な世間話や
買い物・食べ物・娯楽などの
耳寄り情報だけは、ちゃあんと
キャッチして帰るんだそうです。
一見、会話のキャッチボールを
しているように見えて
実は人と人との間に
見えないガラス・パネルがあって
みんな自分のボールをぶつけて
遊んでるだけなのかも知れませんね。
苦手なことに関して
思考停止してしまうことを
『バカの壁』と言ったりしますが
これはその一種で『会話の壁』
とでも言いましょうか?
ひょっとしたら私も
目の前のガラス・パネルが
見えていないのかも知れません。
気をつけなくちゃ…。
皆さんは、いかがですか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿