2015年4月17日金曜日

介護とコンビニ

コンビニのローソンは
介護事業者のウイズネットと提携し
介護拠点併設型店舗の2号店を
さいたま市内にオープンする
との発表がありました。
株式会社ウイズネットは
平成11年に旧大宮市で開業し
今では埼玉・東京・神奈川で
展開しており、東京だけでも
訪問介護から施設経営まで
32の事業所を有する企業です。

【店舗の主な特徴】

① ケアマネジャーまたは相談員が
常駐するウイズネットが運営す
る居宅介護支援事業所を併設。
② 元気な地域コミュニティを応援
する場として、介護予防運動情報
や自治体、地域のサークル・イベ
ント情報等を提供するサロンス
ペースを設置。
③ コンビニの標準的な商品に加え、
シニアの方々にお馴染みの菓子、
日用品、雑誌・書籍や介護関連商
品を品揃え。
④ ウイズネットの配食等の在宅サ
ービスと連携し、ローソン商品を
お届け。(お買物サポート)

要は居宅介護支援(ケア・マネージャ
ーの)事業所にコンビニを併設させて
高齢者向けの商品をちょっと並べて
相乗効果を狙うってことみたいです。
これからの介護界で不足するのは
仕事より人材であることを考えると
「そんなに仕事取ってどうすんの?」
ってことになりますが、多角経営で
しかも多くの事業所を有する企業と
なれば話は別なんでしょうか?
今後、流通界と介護界の
最大手同士の提携なんてことも
起こるんでしょうか?

しかし、このニュース
「ローソンは…。」と、コンビニ側を
主語にして伝えてはいますが
あくまで介護の会社がコンビニを
始めたってだけことであって
コンビニ側が全フランチャイズ店に
介護というコンセプトを導入しよう
としている訳ではないでしょう?
問題は、追随する介護事業者が
いるかどうかです。それが世の中の
潮流にまでなるかどうかです。

わたしはむしろ
人材の育成・確保のために
大手の介護事業者が何らかの
手を打って来る可能性の方が高い
と思うんです。今回の件でも一見
介護とコンビニの相乗効果を
狙ったように見えますけど
実は人材確保の相乗効果が
より期待できますし、真の狙いは
そこにあるのではないかと
考えたくもなります。なぜなら
これからヘルパーを目指す方にも
既にヘルパーとして働いている
方にも、イメージアップになり
認知されやすくなるからです。

皆さんは
いかがお考えになりますか?

武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp

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