芸能界の名物社長、石井光三氏が
お亡くなりになりましたね。
コント赤信号・ピンクの電話・
磯野貴理子などを育て、自らも
強烈なキャラクターを活かし
俳優として活躍しました。
大声で関西弁をまくしたてる姿は
ウザいオヤジのイメージもあるかも
知れませんが、楽屋の弁当を全部
持ち帰って、貧しい役者たちに
食わせてやるという、優しいオヤジ
でもあったようです。実は彼
信じられないかも知れませんが
東京出身なんですって。
生前に
「みんな忙しくて自分の葬式に
来られないのがいいんだ。」
と言っていたそうですね。
優しいですよね~
「がめつい野郎だ。」って言う人
いないんじゃないですか?
タレントが皆忙しければ
結果として自分が儲かってるって
ことなんですけど、そういう風に
聞こえないところがいいですよね。
『視聴者あってのタレント。
タレントあっての自分。』
という自覚をしっかりと
持たれていたんじゃないでしょうか。
NHK大河ドラマ『篤姫』で
勝海舟のセリフに「上等な人間は
人を力ずくで動かしたりしません。
心で動かすんですよ。」という言葉が
ありましたが、正にその通りですね。
私が所属した或る劇団の社長さんは
「仕事は力関係が大事だ。こっちが
仕事を与えてやってるんだから
役者には甘い顔するな。」と
おっしゃってましたが
結局その劇団、優秀な人はみんな
離れて行っちゃいましたよ。
介護の世界に置き換えて考えますと
『利用者さんあってのヘルパーさん。
ヘルパーさんあっての事業所。』
ってなことになるんでしょうか?
「力関係が大事だからヘルパーには
甘い顔するな。」って言う社長さん
いるんでしょうかね?
いませんよ、訪問介護には!
自分の葬式なんか二の次でいい
ヘルパーさんも社員も皆
介護者としての責任をしっかりと
果たすことを第一義として欲しい!
訪問介護事業所の社長さんは
皆さん、そう思っていらっしゃると
私は確信しています。
Because, that’s their life !
武内利之の「ザッツ・ライフ」
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