妻「私、少し仕事減らすわ。」
私「夜泳ぎに行く元気があるのに?」
妻「それとこれとは別腹!」
私「俺の方が休み全然少ないよ。」
妻「あんたは天職だからいいの!」
訳わかんないと思いません?
確かに私は、人から「天職ですね。」
などと言って頂くこともあります。
でも私には、訳わかんないことが
いっぱいあるんです。
『身体介護と生活援助』
利用者さんの身体に触れる介助
(入浴・更衣・排泄・移乗など)は
身体介護で報酬が高く
そうでない家事のお手伝い
(掃除・洗濯・調理・買物など)は
生活援助で報酬は低い
誰が何の為に決めたんでしょう?
利用者さんの利益になるでしょうか?
身体介護の方が大変ですか?
担い手が少ないですか?それとも
いずれ将来、生活援助はなくなると
ご聡明な方々が予見してましたか?
15分でオムツ交換が終わり、他に
することがない。よくあることです。
でも身体介護ですから、極端な話
そちらの物をこちらに動かすことも
できないんです。『意欲・関心の引き
出し』の為のおしゃべりなら身体介護
として認められてるんですが…。
実際の現場では
時間が余っていてもサッサと帰る人
時間いっぱいおしゃべりして帰る人
利用者さんの求めに応じて
生活援助でも、して差し上げる人
ヘルパーさんによって色々なのかも
知れませんが…。
『通院介助は通院介助だけ』
ご自宅と病院の往復の同行で
途中にスーパーがあって
何か買って帰りたいと希望されても
「一度帰宅して出直して下さい。」
と言わねばなりません。通院介助は
通院介助として終了させて、改めて
移動支援なり居宅介護なりを使って
出直しましょうと
真顔で言わねばならないんです。
『入浴は週2~3回まで』
脊椎損傷、頸椎損傷などの
障害者にとって、入浴は
身体の痛みを緩和してくれる
貴重な時間であって、単に
清潔を保つだけが目的ではない。
『温浴治療』の要素が強いんです。
それなのに「週に4回は贅沢。」
と判断されてしまいます。
介護には『ご利用者様本位』の原則
というのがありますが
そうして差し上げたくてもできない
ルールの矛盾に耐えることが
私にとって唯一
辛い仕事となっているんです。
皆さんは
いかがお感じになりますか?
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
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