2022年8月31日水曜日

半世紀前

 今年の1月にベニー・グッドマンの曲を動画

にして父の思い出を伝えましたが、そのうち

またベニー・グッドマンの曲をやりたいなと

考えてたら、また父のこと思い出しましたよ。


父は39歳で宝塚を退職してドラマー人生の

幕を閉じました。ドラムは体力がいるので、

どのみちそう長くは続けられないと父は腹を

くくってましたし、それならミスをして迷惑

をかけるようになる前に辞めたいと言ってま

した。


少しでも有利な転職をして、やり甲斐のある

仕事についてほしいと考えた母は、楽器店の

就職口を探して来ました。けれども父は、

未練が残るので音楽と全く関係のない仕事に

就きたいと言って印刷会社に転職しました。


父が39歳の年に私は15歳、高校1年生です。

父の転職と同時に母も家計の足しにと働くよ

うになり、そのうちに家に帰って来なくなり

ました。そして二度の自殺未遂があり、その

年の冬に私は芸大を目指すことを止めました。

今思えば、私たち一家にとって激動の1年

だった訳ですね。


昭和47年、1972年。

半世紀も前のことです。


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


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