今年の1月にベニー・グッドマンの曲を動画
にして父の思い出を伝えましたが、そのうち
またベニー・グッドマンの曲をやりたいなと
考えてたら、また父のこと思い出しましたよ。
父は39歳で宝塚を退職してドラマー人生の
幕を閉じました。ドラムは体力がいるので、
どのみちそう長くは続けられないと父は腹を
くくってましたし、それならミスをして迷惑
をかけるようになる前に辞めたいと言ってま
した。
少しでも有利な転職をして、やり甲斐のある
仕事についてほしいと考えた母は、楽器店の
就職口を探して来ました。けれども父は、
未練が残るので音楽と全く関係のない仕事に
就きたいと言って印刷会社に転職しました。
父が39歳の年に私は15歳、高校1年生です。
父の転職と同時に母も家計の足しにと働くよ
うになり、そのうちに家に帰って来なくなり
ました。そして二度の自殺未遂があり、その
年の冬に私は芸大を目指すことを止めました。
今思えば、私たち一家にとって激動の1年
だった訳ですね。
昭和47年、1972年。
半世紀も前のことです。
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名も無き親爺が人生を語る
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武内利之の「ザッツ・ライフ」
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