2022年8月10日水曜日

表現ありき

 エアロフォンという楽器に興味を持って

改めて思ったのは、自分は楽器ありきか

表現ありきかってことです。


中1でクラを吹き始めて、中3からプロを

目指して毎日練習を積んでた頃は、言うまで

もなく楽器ありきでしたよ。でも、高1の冬

にクラ吹きになることを止めて、ブラバンに

入って異色の活動ばかりしてた頃は、プロ

デューサーであったり、アレンジャーで

あったりと、表現ありきに偏ってましたね。


演劇学校に入って役者を目指し、卒業して

30歳でリタイアするまでは、演技ありき

でしたよ。でもリタイアする前年に私の

ミュージカル処女作「嘘つきピョン吉」の

脚本・音楽・主演を手掛けたことは、表現

ありきへの布石となりました。


そこから16年間は「お父さん」の時代。

子ども2人を育て上げるために稼ぐことを

第一義とした時代でした。でも、その経験に

よってプロデュース・営業のスキルを身に

つけることができ、最後に黄金の10年間

すなわち自らプロデュースし、原作・音楽を

手掛け、営業してお金に換えるという離れ

技をやってのけることになります。この

時期は、一番私らしくいられた時期かも

知れません。原作を描いている時の自分、

音楽を描いている時の自分、それぞれの

「ありき」があったんだと思います。


44年間の空白を経てクラを手にした私は、

またもや楽器ありきに戻った訳ですが、

ここで神風が吹きます。コロナです。コロナ

によって演奏動画の世界へと誘われました。

そして私は、自らプロデュースし、言葉を

描き、音楽をアレンジし、画像をチョイスし、

私なりの表現をし始めました。


そして今、エアロフォンというデジタル楽器に

興味を抱いてる自分は、表現ありきの領域に

一気に傾いて行きそうな予感がしています。


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

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武内利之の「ザッツ・ライフ」


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