演奏家が演奏動画を創ろうと思うと、ピアノや
ギターは別として、伴奏はどうしようって考え
ますよね。アカペラでもいいけど、相当腕に自信
がないと決心つきませんでしょ?中には、練習
みたいにポロポロって吹いてスマホでお手軽に
撮ってYouTubeにアップする人もいるし、もっと
お手軽にスマホからそのままTwitterにアップ
しちゃう人もいます。私には、何でそういうこと
をしたいのか理解できないんですが、ご本人が
好きでやってることなので、とやかく言うつもり
はありません。複数人数の演奏家の合奏なら伴奏
はいらないので、出来ればいいですね。兎にも角
にも、動画をアップする勇気と行動力のある方は
幸いです。
やってみたいけど方法が解らない、だから行動に
移せない。コラボの相棒もいないし、私のように
ソフトシンセで音を創ることもできない、かと
言ってお手軽なやつはやりたくない。そういう
方がいるとすれば、残念なことですね。プロの
方だと対面やプライドが邪魔しちゃうってことも
ありますかね?老婆心ながら、そういう方がおら
れるなら、何とか突破口を探して頂きたいなって
思います。
私の場合、いくつかの偶然と良き友人との出会い
が、私の道を開いてくれたような気がします。
18年程前になりますか、ある劇団の創立に参加
し、自分の作詞作曲によるミュージカルを創作す
る機会を得ました。高校時代の友人にソフトシンセ
のノウハウを熟知してる方がいて、買うべきソフト
と扱い方を教えてもらうことが出来ました。その
お陰で私は、10年間で5作品ものミュージカルを
創ることが出来ました。その経験で、作詞・作曲・
編曲・ソフトシンセの打ち込みなどの腕を磨く
ことが出来ました。まさに趣味と実益が一致した
形で、介護の世界に入ってからも「みんなのMV」
というミュージックビデオを何作か創ることが
出来ました。これも、共に取り組んでくれる友人
に恵まれたからこそなんですね。そして、コロナ
禍での新たな創作活動の形として演奏動画を始める
ことが出来た。これも、音を創れるという強みを
活かせたからこそ、さほど苦労することなくパッ
と創れちゃった訳です。
伴奏を自分なりにアレンジして音を創るって
ことも、私にとっては楽しみなことであり、
表現の一つなんですね。その作業に2カ月以上
かかるので、そんなことしなけりゃもっと早く
多くの動画が創れるんでしょうが、そこには
時間がかかっても惜しくはないんです。
名も無き親爺が人生を語る
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武内利之の「ザッツ・ライフ」
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