けっこう重大なことが頭をよぎりました。
バンドに復団すべきか否かってことです。
コロナ禍にならなければ、バンドを休団する
ことはなかったでしょうし、たぶん演奏動画を
やってみようとも思わなかったでしょう。でも、
まるで運命のように演奏動画を始めて、やり
甲斐を感じ、買うはずのなかった晴れやか系の
R13を買い、30曲も吹きたい曲がある…。
180°とまでは行かないにしても、かなりな
方向転換ですよね。人生が変わるほど打ち込め
るものが見つかったんですから。
頭の中に、バンドのメリット、デメリットが
思い浮かびました。メリットは、何と言っても
合奏の楽しさです。1人では創れないサウンド
が皆の力で創れる。あの輪の中に入って吹いた
時の快感は理屈では説明出来ません。曲目も
そうです。私が「吹けたら死んでもいい。」と
思ってるウェストサイドは、演奏動画には
不向きです。そして、生演奏だってこと。
年1回だけど、杉並公会堂の大ホールで
1000人の聴衆を前に演奏する醍醐味。
じゃあ、デメリットは?ソロで吹けない。
自分の音はその他大勢の中に吸い込まれちゃい
ます。そして曲目を選べない。練習場まで片道
1時間50分、往復3時間40分を費やす。その
時間で編曲が8小節以上は進む。半年で1曲
描けちゃう。また、少額ではあるけれど、団費
や演奏会費用、交通費などがかかる。
演奏動画なら、ソロで吹ける。曲を選べる。
練習場に行く必要がない。お金は録画用の
機器や動画編集用のソフトなどを買い揃えれば
後はほとんどかからない。…と、これだけなら
復団を断念する決断は難しいけど、決定的な
問題がありましたよ。
「伝える」ってことです。
バンドでの「伝える行為」は年1回の演奏会の
他に中学生とのコラボ、老人ホームでのボラン
ティア演奏でした。バンドの場合は「伝える」
楽しみより「合奏を楽しむ」要素が強いです。
YouTubeの場合、年4回世界中の人々に伝える
チャンスが得られます。しかも自分の主観的な
メッセージを伝えることが出来ます。ただし、
合奏のような快感は得られません。録音の時は
緊張しまくりで、自分の下手さ加減を思い知ら
され、楽しいどころじゃありません。
両立させることは充分に可能です。ですが、
復団すれば月2回、演奏会が近づけば毎週
練習になるので、動画製作のスピードは半減
するでしょう。吹きたい30曲を動画にする
のに20年かかるでしょうし、自分の作曲に
時間を割くことは不可能になります。かと
言って、もはや演奏動画を断念する気には
なれないんです。
皆さんなら、どうします?
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武内利之の「ザッツ・ライフ」
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