出不精の私が、またまた電車に乗って楽器屋
さんに行って来ましたよ。いつものワクワク
ドキドキはどこへやら、おも~い気持ち引き
ずってね。歳取ると心配性になるんですよね。
若い頃はプラス思考で、悪いことなんか一切
考えず、自分の心の赴くままに生きて来ました
けどね。9年ほど前に、演劇で一生食べて行く
のは無理だと悟り、鬱の一歩手前になったあた
りから、プラス思考に陰りが出て来ました。
介護界に入って救われはしたものの、何もかも
が1からの出直しってなった時、漠然と抱いて
た自分への自信みたいなものが崩れ、先行きの
未確定要素についてすぐにネガティヴな思考
が頭をもたげるようになっちゃいましたよ。
買ったばっかだし、試奏室でも感じた違和感
だし、1年保証があるし、直してもらえるさ
って必死に自分に言い聞かせてるんだけど、
「これは直りません。」とか「落としたりしま
せんでしたか?」とか「修理代がかかります。」
とか言われやしないかって、不安が拭いきれ
ないんですよね。だいたいが、不具合について
店員は知ってたのか、知らなかったのか、
疑心暗鬼にもなっちゃうんですよ。
でも、お店に着いたらあっと言う間に、その
不安が解消されました。「それなら今すぐ直
せます。これは、良くあることなんですよ。」
って言って、10分程で直してくれました。
帰りの電車の中で、ふと思いました。「中3の
時に買ってもらったクラは、何のモデルだった
んだろう?」って。私が中3の年は1970年な
はず。ネットで調べたら、その頃RC以上の機種
は未だ開発されておらず、唯一の上位機種
がR13だったんですね。私のクラは11万だった
けど、今の物価は当時の4~5倍なので、先生
が1~2万手数料を取ったとしても、今なら
40万以上する楽器だったでしょう。だとすれ
ば、先生は中学生の私にスチューデント用じゃ
なく、R13を買わせたんだと思います。
RCだったら、いいストーリーになったのにね!
無事に使える状態のクラが手に入って、何だか
ポカンとしちゃいましたよ。ひと仕事終えたよ
うな達成感と虚脱感で、楽器を吹くかブログを
書くか、それ以外のことは手につきそうにない
みたいな感じです。昨日出来なかった衣替えを
やんなきゃならないんですけどね…
生涯の伴侶を得た感じ。
「死が二人を分かつまで
ともに楽しんでまいりましょうね。」
ところで、買ったクラにはクランポンのJP5と
バンドレンのB40っていう2つのマウスピース
が付いてました。今私が使ってるのは、クラン
ポンはJP8、バンドレンはB40-lyreなので、
性質も多少は違うんでしょうね。これからまた
リードの硬さやリガチャーとの相性など、研究
しなきゃなりませんね。6つもマウスピース
持って、どうしようってんでしょうね。
…と言いつつ、ほくそ笑んでる私です。
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