昨夜の練習で新しい曲を数曲、練習しました。
いきなり楽譜が配られて所見で合わせたんで
すが、その中の1曲が私の長年の憧れだった
ミュージカル“ West Side Story ”
のメドレーになってる
“ Symphonic Dances ”
いや~、聴くと吹くとじゃ大違い。
超難しかったです!
https://www.youtube.com/watch?v=J_NelA3ZW4g&t=60s
West Side Story という作品は、私の人生の
原点みたいな作品なんです。中学生の頃に、
父に連れられて映画館へ行き初めて観て以来
一番のお気に入りです。その当時この作品は
数年ごとにロードショー上映されるほど人気が
あって、その度に観に行ってましたよ。この
作品と出会わなかったら、私は芝居の道に
入っていなかったかも知れないし、子どもの頃
から音楽に親しんでいなかったら、この作品を
さほど好きにならなかったかも知れません。
シェイクスピアのロミオとジュリエットを
当時のアメリカに置き換えた翻案物なので
面白くない訳ないんですが、その物語を絶品の
ミュージカルに仕上げたのがレナード・バーン
ステイン様なんですね。この素晴らしい音楽
なしにウェストサイドは有り得ない訳です。
ミュージカルで演奏される曲目の1つ1つが
素晴らしいことは言うまでもありませんが、
いくつかの大切なモチーフが、互いの曲に
影響し合い、時には歌のメロディーに、時には
前奏や後奏、あるいはBGMに反映され、
多重的に暗示されて行くんですね。
その代表的な例が有名なバルコニーのシーン
で歌われる“ Tonight ”その後奏に
Somewhere ”のメロディーが流れ、今観た
ばかりのラブシーンが、悲しい結末が訪れる
前の一時の幸せであったことを暗示します。
(plaseでなくplaceでした!)
愛する恋人を亡くしたマリアが去って行く
ラストシーンでは“ I have a love ”と
“ Somewhere ”が交錯するBGMが流れます。
その他にも、冒頭の
このメロディーラインが
後半“ Cool ”という
ナンバーで使われます。
また、“ Maria ”という歌の中にも類似の
メロディーラインが使われます。
来年は、敬愛するレナード・バーンステイン様
の没後30周年です。ひょっとしたら来年の
演奏会の演目に上がるかも知れません。
そしたら、どうしよう…
この曲が演奏出来たらいつ死んでもいいと
思う3曲の1つなんですよ。寿命が3分の1
減りますね。でも、とてつもなく嬉しいです。
嬉しい! 吹きたい!
2016.3.7.ブログ「ウェストサイド物語(前編)」
https://tts-thats-life.blogspot.com/2016/03/blog-post_7.html
2016.3.10.ブログ「ウェストサイド物語(後編)」
https://tts-thats-life.blogspot.com/2016/03/blog-post_10.html
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