アップしましたが、実は一昨日
テレビでいい演技を観て
感動したもんですから、番外編で
是非それをお伝えしたいんです。
NHK朝の連ドラ「マッサン」で
百貨店の社長を演じたオール巨人
さんの演技に泣かされました。
この社長さんは、まっさんが初めて
ウィスキーを作った時に試飲して
酷評して帰った、言わば憎まれ役。
その人が再びやって来て試飲する
シーンです。こういう溜飲を下げる
シーンを普通の役者が演じると
臭い演技になりがちなんですが
巨人さんは自然で存在感があります。
周囲の役者のリアクション方が
かえって臭いくらいです。
最後にマッサンが
「その日が来るまで、わしは
絶対にあきらめません。」
と言うと、少し間があって
「楽しみにしてるで。」と言います。
こういう風に行間で語れる演技が
素晴らしいんですね。この間は
セリフを思い出してる間ではなく
男が男に惚れて
感動してる間なんです。
こういう演技が『いい演技』だと
私は感じます。
私も自分の演劇を創作する際には
観客の顔を観て
観客に伝わるように
思いを込めて創作してきました。
だから、このシーンに共感し
涙が出たんだと思います。
今は介護の仕事をしていますが
利用者さんに元気を届けられるよう
自分の志や仕事に酔うことなく
いつも利用者さんの顔を見ながら
思いを込めて働きたいと
心から思っています。
武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・水・金の夜に更新。
E-mail:
at-home-takeuchi@aqua.ocn.ne.jp
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