コンクール目指たり、芸大目指たりして
頑張ってた中高生の私は、どんな気持ちで
暮らしてたんだろうって思う今日この頃です。
今の私は、クラの美しい響きを聴くだけで
幸せな気持ちでいっぱいになります。まるで
極上のチョコレートを口にほうばったように。
自分もそんな音を奏でられるようになるかも
知れないと思うと、余計にワクワクします。
伸びしろがいっぱいあるもんだから、勝手に
妄想が膨らんでしまいます。
こんな幸せな気持ちを
中高生の私は感じていただろうか…
コンクール・バンドは1年間、課題曲と自由曲
の2曲を徹底的に練習します。他校の演奏を
聴く時は音楽を楽しむのではなく、上手いか
下手かを聴き分けるために聴きます。
芸大を目指す学生はクラだけでなく、ピアノ、
ソルフェージュ、聴音なども訓練し、学校の
成績も優秀でなければならず、寝てる時以外は
レッスンと勉強に明け暮れます。おまけに才能
あふれるライバル達との競争なので、劣等感と
戦い、不安に慄き、苦しい日々を過ごすことに
なります、私の場合はですけどね。
高校1年生の秋に家庭内で色々あって、私は
音楽を放り出した訳ですが、その時クラの先生
から理由を問われ、私の口から出た言葉は
「これからは音楽を楽しみたい。」でした。
その時は、ただの言い訳に過ぎないと、自分
でも多少の負い目を感じてましたが、今の私は
「良くぞ言ったぞ、ウッチョ!」って褒めて
やりたいような気がします。
あの時の言葉をいま
実感している私です
Because, that’s my life !
名も無き親爺が人生を語る
世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」
日曜の午前に更新&時々イレギュラー
0 件のコメント:
コメントを投稿