2019年12月18日水曜日

クラシックの楽譜

クラシック音楽は、作曲者がテンポ、強弱など、
色々と楽譜に書き込んで、自分のイメージ通り
に演奏してもらえれるようにしてあります。
でも、だからと言って、指揮者や演奏者がその
指定に完全に縛られなきゃいけないってことは
ありません。表現者の解釈によって演奏が異な
るからこそ、様々な個性が生まれ、音楽文化が
幅広く豊かになって行くんだと思います。

でもね、私は、
あんまり好き勝手に変えるのって、
好きじゃないんですよ。

やたらゆっくり演奏して
「どう?情感たっぷりじゃない?」みたいな。
やたら早く演奏して
「どう?興奮するでしょ?」みたいな。
「上手いでしょ?」みたいな。
妙にクレッシェンド、デクレッシェンド、
アクセントなどつけて、
「以外でしょ?ハッとするでしょ?」みたいな。

大作曲家は、楽譜通りに演奏すれば充分伝わる
ように描いてくれてるんじゃないですか?
貴方様は何様?せっかくの美味しい料理に
塩ふって、砂糖ふって、酢かけて、自分だけ
美味い!とか言っててどうすんの?ってね。

もちろん芸術の良さは多数決で決める訳じゃ
ないんで、「クイズ100人に聞きました」的に
大衆受けする演奏だけを考えることもないん
ですけどね。

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