2015年12月21日月曜日

登録時代 Part4

登録ヘルパーとして複数の会社に
登録させて頂いた時期に、実は
私の方からお断りした会社が
1社だけあったんです。
『〇〇〇〇福祉会』という
ネーミングからして怪しげな法人で、
事業所は我家のすぐ近くなんですが
面接は墨田区まで来いと言われ
10:00のアポを取って行きました。
すると控室に何人もの応募者がいて
「到着順に1人30分ずつ
面接します。貴方は3番目に
来たから11:00になります。」
と言われたので「私は人の時間を
大切にしない会社では働きたくあり
ませんので、ご辞退させて頂きます。
履歴書を返して下さい。」
と言って帰って来ました。

ある会社の仕事でヘルパー2人対応
の支援をしていました。相方は社員
さんでしたが、その方は約1年間、
私と会う度に会社やヘルパーの
悪口を話し続けました。ある日、
その会社の責任者の方から「常勤で
働かないか?」と誘われましたが、
その気にはなれませんでした。

ある会社の社長さんが、折り入って
話があると直々に面会して下さり、
「思うところあって、うち1本に
絞って頂こうかと思いまして…。」
とおっしゃるので、返す言葉で自分の
条件を言うと「ちょっと考えさせて
下さい。」と言われました。その後
待てど暮らせど返事は来ず、責任者の
方に聞いたら「常勤じゃなく、登録で
1本に絞って欲しかっただけよ。」
と言われ唖然としました。絶対に
この会社には入るまいと思いました。

私は複数の訪問介護事業所に出入り
していましたが、大抵どこでも
疎外感を感じました。サービス提供
責任者の方々は仕事を頼む時は笑顔
で近寄ってきて「武内さん、月曜の
午前は空き時間ありましたっけ?」
とか聞いて来るんですが、用の無い
時は見向きもされませんでした。
ケア・マネージャーの方々は目つきも
言葉つきも別世界のお偉いさんで、
医者の前だと何故かペコペコする
方々でした。ですから私は、もし自分
が責任者やマネージャーになったら
もうちょっと『感じのいい』人に
なろうと心に誓ったものです。

そんな中、唯一『感じのいい』会社が
ありました。その会社を尋ねると
社員皆さんが一斉に私の方を見て
「お疲れ様で~す!」と言って
お辞儀をして下さいました。皆さん
服装も華やかで、色とりどりの
シャツを着ていらっしゃいました。
にじいろ介護瑞江という事業所
なので「まさに虹色だな!」と
好感を持ちました。

それとは真逆に、私の色とりどりの
シャツやバンダナを「やめろ。」と
言う会社もありました。なんでも
高齢者がビックリするんだそうです。
しかし私の少ない経験ではあります
が、鮮やかな色は高齢者、とりわけ
女性には評判が良かったです。高齢の
ご夫婦が経営されている会社ですが、
その感覚のズレという一点で、私は
その会社に入るまいと思いました。

武内利之の「ザッツ・ライフ」
原則、毎週月・木の朝に更新。

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