2021年7月5日月曜日

生き甲斐

 昨日は、無邪気に遊ぶこともできず、楽しみも

目標もない、つまんない生き物なんてことを

言いましたが、利用者さんの中にはデイサービス

で作った物の材料を買って来て、家でたくさん

作って、人にあげるのが趣味って方がいますよ。

「有難うって言って貰っといて、後で捨ててくれ

ればいいんだから。」なんておっしゃいますが、

どうしてどうしてなかなかの完成度で、貰った人

も喜ぶんじゃないかと思いますよ。デイサービス

に行かない方でも、広告の紙とか使って折り紙の

ゴミ箱だの何だの作って励みにされてる方もい

らっしゃいます。指先を使うと脳トレになるし、

何もしないよりましだって。そういう方は逆に

尊敬しますよ。「努力できることが才能だ」って

硲伊之助氏の言葉を思い出します。


頭も身体も弱って、残り時間も見えて来る。

無邪気に遊びたくても、その動機も才能もない。

そういう方には、いったいどうしたら残り時間を

楽しく過ごして頂けるんでしょうね。


山がある幸せ


以前私はブログで「なぜ山に登るのか?そこに

山があるからだ。」で有名になった登山家の話

を引用しました。人にとって本当の幸せとは、

登るべき山を持つことだと心から思いますよ。

年齢は関係ないでしょうね。死の間際までクリエ

イティヴに生きる方もおられましょうし、若くし

て「つまんない生き物」になっちゃう方もおられ

ましょう。


幸い私には山があり、それは音楽であり、クラ

なんですね。決して登りつめることのない、頂上

のない山です。今の私からそれを取ったら何も

残りません。だからこそ私は生涯、幸せに生きて

行けるんだと思ってます。


皆さんは、山、お持ちですか?


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

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武内利之の「ザッツ・ライフ」

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