2020年1月11日土曜日

小協奏曲 Concertino

私いま、ハマりまくってる曲があるんですよ。
ウェーバー作曲“小協奏曲”
協奏曲って言うと、ソロ楽器と管弦楽で、たい
てい3楽章までやるんですね。でも、この曲は
9~10分程度の1楽章のみなんで、Concertino
(小協奏曲)って言われてるんでしょうね。

YouTubeで検索すると大勢のクラ奏者の方が
この曲を演奏してらっしゃいますが、その中
でも私の一番のお気に入りをご紹介しますね。

https://www.youtube.com/watch?v=Ub24IXZRtws
Sérgio Pires様!
神様の双璧に加え、私にとっての“クラ三神” と
させて頂きます。何故この方の演奏が特に好き
かと言いますと、音色・テクニック、勿論申し
分ないのですが、私の憧れる“まろやかに軽や
かに”を見事に体現して下ってます。そして、
流れるような抑揚が胸のすく思いにさせて下さ
います。「上手いでしょ?」「鳴ってるでしょ?」
って感じがなくて、軽々と吹いて聴かせて

下さってる感じで、まさにプロ、神様って思って
しまいます。

ところで、写真見ると
この方もBackunの

MoBaのバレルと
例の気になるリガチャーを
付けてるみたいですね…

三神のうち、お二人が
Backun MoBa じゃね、
もう決まりですかね。



ウェーバー様の話に戻りますが、この曲は彼が
25歳の時に描いた曲で、あるクラ奏者と出会い
依頼されて描いたんですって。それも、たった
2週間で描き上げ、3日間の練習で初演したんで
すって。才能ある方々のすることは違いますね。
で、それを聴いてた国王が感動して次の曲を
依頼、何と2ヶ月後に3楽章からなるクラリ
ネット協奏曲第1番を初演しちゃったってんで
すから、どこまで凄いんでしょうね。


私は、協奏曲第1番は高校生の頃から知ってた
んですが、この小協奏曲はつい最近知ったんで
すね。で、最初の印象は、出だしのマイナーな
部分は気に入ったけど、中後半のメジャーな
部分は別に感じるものはなかったんですね。
でも、聴くごとに好きになって来て、今では
最初から最後まで大大大好きになっちゃって、
少なくとも毎日3回以上聴いてるんですよ。
もう、麻薬みたいなもんです。


ウェーバー様は39歳という若さで亡くなられ
たんですが、憂いのある暗い曲調と、明るく
快活な曲調、そしてうっとりするような清らか
で軽やかな曲調など、メリハリがあり、振幅が
大きいんですね。そこがとっても魅力です。
そして、クラという楽器の魅力を最大限に引き
出して下さってます。きっとクラが好きだった
んでしょうね。


ウェーバー様、素敵な曲、有難うございます!

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