2022年8月31日水曜日

半世紀前

 今年の1月にベニー・グッドマンの曲を動画

にして父の思い出を伝えましたが、そのうち

またベニー・グッドマンの曲をやりたいなと

考えてたら、また父のこと思い出しましたよ。


父は39歳で宝塚を退職してドラマー人生の

幕を閉じました。ドラムは体力がいるので、

どのみちそう長くは続けられないと父は腹を

くくってましたし、それならミスをして迷惑

をかけるようになる前に辞めたいと言ってま

した。


少しでも有利な転職をして、やり甲斐のある

仕事についてほしいと考えた母は、楽器店の

就職口を探して来ました。けれども父は、

未練が残るので音楽と全く関係のない仕事に

就きたいと言って印刷会社に転職しました。


父が39歳の年に私は15歳、高校1年生です。

父の転職と同時に母も家計の足しにと働くよ

うになり、そのうちに家に帰って来なくなり

ました。そして二度の自殺未遂があり、その

年の冬に私は芸大を目指すことを止めました。

今思えば、私たち一家にとって激動の1年

だった訳ですね。


昭和47年、1972年。

半世紀も前のことです。


Because, that’s my life !


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武内利之の「ザッツ・ライフ」


2022年8月28日日曜日

主メロに使う?

 エアロフォンが本物の楽器に似た音が出るとは

言っても、クラやサックスは自分の楽器を吹い

た方がいいに決まってますよね。じゃあ、その

他の楽器はどうかって考えると、伴奏でメロの

おかずや副旋律、あるいは間奏のメロなら凄く

効果的に使えると思うけど、曲によっては

主メロに使いたいなんてことにもなりかねま

せんよね。私、胡弓が大好きなので、スローで

ちょっとアジアっぽくて哀愁のある曲なら、

使いたくなっちゃうと思うんですよ。そしたら

どうします?そこをソプラノで吹くとか工夫

するのが良さだったりしたのに、工夫もへった

くれもなくなっちゃいますよね。


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2022年8月25日木曜日

列車の旅

 11月下旬~12月上旬に発表する曲は、

列車の旅をテーマにしようと思ってます。


電車って言うと通勤電車とか満員電車なんて

言葉が思い浮かんで、色気もそっけもない

イメージじゃないですか?汽車って言うと、

夜汽車って言葉が思い浮かんで、なんだか

寂しすぎません?陸蒸気なんて古すぎます

しね。列車って言うと三橋美智也さんの

哀愁列車ってヒット曲がありましたよ。

なんかちょっと情緒を感じるでしょ?


だから列車の旅をテーマってことにします。

11月に入った頃に、列車に乗って動画を

撮って来ます。


窓の外に流れる景色を虚ろに眺めている。

はて、自分はどこへ行こうとしているのか。

逃避行と言う言葉が思い浮かぶ。


逃げろ!


Because, that’s my life !


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2022年8月24日水曜日

テンポの揺れ

 今取り組んでる曲は

細かいテンポの揺れがあるので、

それを表現するのに時間かかってます。

仮に伴奏でその揺れを表現できたとしても、

それに合わせてきっちり吹けるかどうか、

やってみなきゃ解りません。

でも、それができたら、

一つ収穫になると思います。


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2022年8月19日金曜日

エアロフォン・デビュー

 次回作の前奏はチェロかアコーディオンのソロ

から始めようかって思ってたんだけど、どうも

チェロの方が良さそうな気がします。じゃあ、

エアロフォンを買っちゃおうか?その方が

きっといい演奏になると思うけど、前奏以外に

使うとこないから、デビューにしては地味です

よね。11月の作品には大活躍してほしいと

思ってるので、その時に満を持してデビュー

飾ってもらいましょう!


私、役者よりプロデューサーのキャリアの方が

長かったせいか、いま創ってる曲が完成しても

ないのに、11月の曲、1月の曲、3月の曲って、

先の企画までどんどん構想練っちゃうんです。

企画考えるのも楽しいもんですよ。


ところで楽器って、その楽器らしい音を出せる

ようになるまでに何年もかかるのに、エアロ

フォンだと誰が吹いても同じ音が出るから、

いい音出すために神経使う必要がなく、表現に

集中できますよね。でもその代り、表現力が

なければ、ただの玩具になりかねない、何だか

ちょっと恐いです…


Because, that’s my life !


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2022年8月13日土曜日

世間様

世間様では、お盆休みって感じでしょうか?

11日~15日で5連休する人が多いのかな?

世間様のことを思うと、年中無休で働いてる

自分だけが虐げられてるみたいな錯覚に陥り

がちですが、自分流のライフスタイルで生き

てるだけの話なんで、世間様は関係ないです。

私にとっては、毎晩2時間音楽するってこと

が最も重要で、幸せなことですから。


Because, that’s my life !


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2022年8月10日水曜日

表現ありき

 エアロフォンという楽器に興味を持って

改めて思ったのは、自分は楽器ありきか

表現ありきかってことです。


中1でクラを吹き始めて、中3からプロを

目指して毎日練習を積んでた頃は、言うまで

もなく楽器ありきでしたよ。でも、高1の冬

にクラ吹きになることを止めて、ブラバンに

入って異色の活動ばかりしてた頃は、プロ

デューサーであったり、アレンジャーで

あったりと、表現ありきに偏ってましたね。


演劇学校に入って役者を目指し、卒業して

30歳でリタイアするまでは、演技ありき

でしたよ。でもリタイアする前年に私の

ミュージカル処女作「嘘つきピョン吉」の

脚本・音楽・主演を手掛けたことは、表現

ありきへの布石となりました。


そこから16年間は「お父さん」の時代。

子ども2人を育て上げるために稼ぐことを

第一義とした時代でした。でも、その経験に

よってプロデュース・営業のスキルを身に

つけることができ、最後に黄金の10年間

すなわち自らプロデュースし、原作・音楽を

手掛け、営業してお金に換えるという離れ

技をやってのけることになります。この

時期は、一番私らしくいられた時期かも

知れません。原作を描いている時の自分、

音楽を描いている時の自分、それぞれの

「ありき」があったんだと思います。


44年間の空白を経てクラを手にした私は、

またもや楽器ありきに戻った訳ですが、

ここで神風が吹きます。コロナです。コロナ

によって演奏動画の世界へと誘われました。

そして私は、自らプロデュースし、言葉を

描き、音楽をアレンジし、画像をチョイスし、

私なりの表現をし始めました。


そして今、エアロフォンというデジタル楽器に

興味を抱いてる自分は、表現ありきの領域に

一気に傾いて行きそうな予感がしています。


Because, that’s my life !


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