2021年6月30日水曜日

音を創る楽しみ

 演奏家が演奏動画を創ろうと思うと、ピアノや

ギターは別として、伴奏はどうしようって考え

ますよね。アカペラでもいいけど、相当腕に自信

がないと決心つきませんでしょ?中には、練習

みたいにポロポロって吹いてスマホでお手軽に

撮ってYouTubeにアップする人もいるし、もっと

お手軽にスマホからそのままTwitterにアップ

しちゃう人もいます。私には、何でそういうこと

をしたいのか理解できないんですが、ご本人が

好きでやってることなので、とやかく言うつもり

はありません。複数人数の演奏家の合奏なら伴奏

はいらないので、出来ればいいですね。兎にも角

にも、動画をアップする勇気と行動力のある方は

幸いです。


やってみたいけど方法が解らない、だから行動に

移せない。コラボの相棒もいないし、私のように

ソフトシンセで音を創ることもできない、かと

言ってお手軽なやつはやりたくない。そういう

方がいるとすれば、残念なことですね。プロの

方だと対面やプライドが邪魔しちゃうってことも

ありますかね?老婆心ながら、そういう方がおら

れるなら、何とか突破口を探して頂きたいなって

思います。


私の場合、いくつかの偶然と良き友人との出会い

が、私の道を開いてくれたような気がします。

18年程前になりますか、ある劇団の創立に参加

し、自分の作詞作曲によるミュージカルを創作す

る機会を得ました。高校時代の友人にソフトシンセ

のノウハウを熟知してる方がいて、買うべきソフト

と扱い方を教えてもらうことが出来ました。その

お陰で私は、10年間で5作品ものミュージカルを

創ることが出来ました。その経験で、作詞・作曲・

編曲・ソフトシンセの打ち込みなどの腕を磨く

ことが出来ました。まさに趣味と実益が一致した

形で、介護の世界に入ってからも「みんなのMV」

というミュージックビデオを何作か創ることが

出来ました。これも、共に取り組んでくれる友人

に恵まれたからこそなんですね。そして、コロナ

禍での新たな創作活動の形として演奏動画を始める

ことが出来た。これも、音を創れるという強みを

活かせたからこそ、さほど苦労することなくパッ

と創れちゃった訳です。


伴奏を自分なりにアレンジして音を創るって

ことも、私にとっては楽しみなことであり、

表現の一つなんですね。その作業に2カ月以上

かかるので、そんなことしなけりゃもっと早く

多くの動画が創れるんでしょうが、そこには

時間がかかっても惜しくはないんです。


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


2021年6月28日月曜日

組み合わせの妙

 私の手元にはRCとR13とBackunのバレル&

ベルがあり、Backunのバレルにはグラナディラ

とココボロがあります。先輩から譲り受けた

ジェフリーを入れればもっとバリエーションが

増えますが、これはちょっと横へ置いといたと

しても、クラ本体がまろやか系と晴れやか系1本

ずつ、バレル&ベルが3組ある訳です。


バレル&ベルのキャラクターは

RC=まろやか、

R13=晴れやか

Backun=まろやか&パワフル


これだけでも3種類の中から選べる訳ですが、

バレルとベルを別のものにすると、12の

バリエーションが楽しめます。すなわち、


ベル=RC   バレル=RC or R13 or 

       Backunグラナディラ or ココボロ

ベル=R13    バレル=RC or R13 or 

       Backunグラナディラ or ココボロ

ベル=Backun バレル=RC or R13 or 

       Backunグラナディラ or ココボロ


次の演奏動画で「叫びたい」「唸りたい」という

思いから、ずっとまろやかさを追い求めて来た

路線を急転回させて晴れやか系の代表格R13を

買って、吹けば吹くほど鳴りの良さに惚れ惚れ

してるんだけど、じゃあ録音の時にはどうするか

って考えると、ちょっと待てよって考えちゃうん

ですね。曲の出だしはP(ピアノ)で中低音域。

スローバラードって感じで始まるので、あまり

鋭い音じゃなくて、多少はまろやかに行きたい。

なんて考えながら吹いてたら、バレルはRCで

ベルがBackunがベストってことになっちゃた。

おいおいR13は本体だけかい!ってね。でも、

後半のF(フォルテ)で唸るとこは全部R13で

ガンガン行きたいって思うので、録音では前半と

後半で、バレルとベルを買えちゃうなんてことを

するかも知れません。


今後、色んな曲を演奏するので、その都度バレル

とベルの組み合わせを駆使して音を創って行け

るのは、楽しみです。


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


2021年6月27日日曜日

頭をよぎった

 けっこう重大なことが頭をよぎりました。

バンドに復団すべきか否かってことです。


コロナ禍にならなければ、バンドを休団する

ことはなかったでしょうし、たぶん演奏動画を

やってみようとも思わなかったでしょう。でも、

まるで運命のように演奏動画を始めて、やり

甲斐を感じ、買うはずのなかった晴れやか系の

R13を買い、30曲も吹きたい曲がある…。

180°とまでは行かないにしても、かなりな

方向転換ですよね。人生が変わるほど打ち込め

るものが見つかったんですから。


頭の中に、バンドのメリット、デメリットが

思い浮かびました。メリットは、何と言っても

合奏の楽しさです。1人では創れないサウンド

が皆の力で創れる。あの輪の中に入って吹いた

時の快感は理屈では説明出来ません。曲目も

そうです。私が「吹けたら死んでもいい。」と

思ってるウェストサイドは、演奏動画には

不向きです。そして、生演奏だってこと。

年1回だけど、杉並公会堂の大ホールで

1000人の聴衆を前に演奏する醍醐味。


じゃあ、デメリットは?ソロで吹けない。

自分の音はその他大勢の中に吸い込まれちゃい

ます。そして曲目を選べない。練習場まで片道

1時間50分、往復3時間40分を費やす。その

時間で編曲が8小節以上は進む。半年で1曲

描けちゃう。また、少額ではあるけれど、団費

や演奏会費用、交通費などがかかる。


演奏動画なら、ソロで吹ける。曲を選べる。

練習場に行く必要がない。お金は録画用の

機器や動画編集用のソフトなどを買い揃えれば

後はほとんどかからない。…と、これだけなら

復団を断念する決断は難しいけど、決定的な

問題がありましたよ。


「伝える」ってことです。


バンドでの「伝える行為」は年1回の演奏会の

他に中学生とのコラボ、老人ホームでのボラン

ティア演奏でした。バンドの場合は「伝える」

楽しみより「合奏を楽しむ」要素が強いです。

YouTubeの場合、年4回世界中の人々に伝える

チャンスが得られます。しかも自分の主観的な

メッセージを伝えることが出来ます。ただし、

合奏のような快感は得られません。録音の時は

緊張しまくりで、自分の下手さ加減を思い知ら

され、楽しいどころじゃありません。


両立させることは充分に可能です。ですが、

復団すれば月2回、演奏会が近づけば毎週

練習になるので、動画製作のスピードは半減

するでしょう。吹きたい30曲を動画にする

のに20年かかるでしょうし、自分の作曲に

時間を割くことは不可能になります。かと

言って、もはや演奏動画を断念する気には

なれないんです。


皆さんなら、どうします?


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


2021年6月26日土曜日

吹きたい曲

 私のYouTubeのライブラリには、60もの

再生リストがあるんです。クラ奏者だけでも

19人。曲数の多い奏者は、Jose & Band 、

Jose & Piano 、Jose Solo、Jose Duet 、

って感じでカテゴリー分けしてます。その他、

作曲家別、曲目別など、様々です。その中に

「吹きたい曲」ってのがあって、45曲も

入ってるんです。中には演奏動画にするには

長い曲で大変そう、難しくて大変そうって曲も

あって、単なる憧れ、練習で吹いて自己満足

してれば?って感じの曲もあります。でも、

是非とも演奏動画で吹きたいと思ってる曲も

30曲ぐらいあります。この願いを実現する

には、年3作品ペースで10年!年4作品

ペースでも7年半かかります。途中で吹きた

い曲が追加されればもっとかかっちゃいます。

自分で作曲した曲を演奏動画にするなんてこ

とはず~っと先になっちゃって、もうヨレヨレ

の音しか出せない、指もテキパキ動かない爺さ

んになっちゃってからになりそうですよね。


何か、妙案はありませんかね…


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


2021年6月25日金曜日

何が伝わる?

 芸術で何かを伝えるって、難しいですよね。アマ

の場合、たいていそんなこと考えず、ただ好きで、

やりたいからやる、それでいい訳です。私の場合、

38年もの間、演劇を通じて何かを伝えるってこ

とばっか考えて来たもんだから、アマの作曲者、

アマのクラ奏者になった今でも、何かを伝える

ことを考えちゃうんですね。でも、こちらが意図

した通りに伝わるとは限りません。聴く方なり

の感じ方をして下さることもあると思います。


最近、この演奏動画を聴き比べて感じたことが

あるので、皆さんにも共有して頂きたいんです。

NINNA NANNA(抱っこ紐)って曲ですが、

まずは、この動画をご視聴下さい。


演奏会の録画をアップしたものですね。思いを

込めて、抑揚をつけて吹いていらっしゃいます。

客席で聴いた方は感動したかも知れませんね。

では次に、この動画をご視聴下さい。


演奏会の録画ではなく、YouTubeにアップする

ことを目的に作られた動画ですね。画面は楽譜

のみで、演奏は抑揚をあまりつけず淡々と吹いて

ます。


皆さんの心に、最初の動画、後の動画、それぞれ

何が伝わりましたか?私の心には、最初の動画

からはあまり伝わるものがありませんでした。

後の動画では、プクッとしたほっぺの赤ちゃんの

寝顔が思い浮かびました。「ああ、これは西洋版

の子守唄なんだな。」って感じましたよ。演奏会

での演奏でなくても、画面がただの楽譜でも、

伝わるんだってことを学びましたよ。


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」

2021年6月24日木曜日

男性の選曲名人

 何度もご紹介してきたBackun奏者の

Corrado Giuffredi様、音色は私好みじゃない

のに視聴頻度が高く、癖になる演奏動画が数多く

ある方です。この方のレパートリーは大別して

4名の作曲家の作品を吹かれてます。


1、 オペラの巨匠、ベルディ様。

2、 タンゴの巨匠、ピアソラ様。

3、 ジャズとクラシックの融合、

   ガーシュウィン様。

4、私が敬愛するマンガーニ様。


では、今日もたっぷりお楽しみ下さい。


          ベルディ:オペラ「椿姫」より

               「さらば過ぎ去りし日々」


          ベルディ:オペラ「運命の力」より

               第3幕への序奏


          ピアソラ:忘却


          ピアソラ:ナイトクラブ


          ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム


          ガーシュウィン:パリのアメリカ人


          マンガーニ:Vals Criollo


          マンガーニ:Romanza 


          マンガーニ:Colors from China


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


2021年6月23日水曜日

女性の選曲名人

 以前、女性クラ奏者を何人かご紹介した中に

Seunghee Leeという方がいらっしゃいました。

その時の私の記述は以下の通りです。


ニューヨークを起点に活動してるそうですが、

Verdi様や、私が敬愛するMangani様の曲も

多数演奏していらっしゃいますね。この動画は

“ Love Theme from CINEMA PARADISO ”

私のお気に入りの曲です。音色も演奏もイマイチ

繊細さに欠けるので、5神には入りません。


とまあ、生意気なこと言ってましたよ。今日は

この曲を再度聴いて頂き、更に他の曲も聴いて

頂きたいです。実にバラエティーに富んだ選曲

だし、耳馴染みのある、誰もが思わず口ずさんで

しまうような、胸キュンの曲が多いですよ。


           Love theme from Cinema Paradiso


           Gabriel's Oboe from the Mission


           The Dancing Doll


           Danny Boy


           Embrace


           ブラームス:交響曲 No,3


           アルバムの綴り


           プッチーニ:歌劇「トスカ」より「星も輝き」


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」