スピードスケート女子500mに優勝した
小平奈緒さんのアシスタントトレーナーは、
バンクーバー、ソチで同部屋だった親友、
石沢志穂さんだったそうです。
小平さんは石沢さんに
「慰めたり励ましたりしてくれなくていいから、
いつも笑顔でいてほしい。」と言ったそうです。
頂点を目指すほど精神力の強い方の言葉だけに、
胸迫るものがありますね。
オリンピック選手を見ていて感心するのは、
試合後のインタビューで
勝った人の自慢話や
負けた人の言い訳が聞かれないことです。
プロ意識と言いましょうか、
素晴らしいと思います。
プロとは何ぞやという話になると、「お金を稼ぐ
のがプロ、稼がないのがアマ。」とか「アマに
出来ない凄いことをやってのけるのがプロ。」
とか、色々ご意見があると思いますが、
私はこう考えてるんです
「アマはプロセスが大事、プロは結果が大事。」
「アマは言い訳の必要がなく、
プロの言い訳は通用しない。」
巨人・大鵬・卵焼き世代の私が思い浮かべるのは
「記録に残る王。記憶に残る長嶋。」です。
テレビの普及とともに
プロ野球を国民的な人気スポーツに育てた
立役者である長嶋さんは、チャンスに強く、
努力型の王さんと比較され天才と称されたものです。
けれども彼のモットーは
「人の見ていない所で血の滲むような努力をし、
華やかな舞台では、いとも軽々とやってのける、
それがプロ。」でした。
ホームランの世界記録を塗り替えた王さんは、
シーズン30HRを放ちながら
「王貞治のバッティングが出来なくなった。
人は30本もというが、私には30本しか、
なんです。」と言って引退されました。
介護の仕事に勝ち負けはありません。
余人をもって代え難い才能を
求められる訳でもありません。
しかし、お金を頂いて働く以上、
プロであることに違いありません。
「結果が全ての言い訳なし。」
それは苦しい苦しいものです。
しかし結果を出すこと以外に
その苦しみから逃れる方法はありません。
だからこそプロは、
人の見ている所であろうがなかろうが、
出来る限りの努力をするのでしょう。
「いつも笑顔でいてほしい。」と
願う心が痛ましいです。
私も歳を言い訳にすることは出来ません。
……やるっきゃないですね。
Because, that’s my life !
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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