2018年3月3日土曜日

夢見る力

45歳のスキージャンパー葛西紀明さんが
4年後の北京大会を目指すと宣言しましたね。
凄いですね!夢をあきらめない!
多くの中高年を勇気づけるのではないでしょうか。
葛西さんは
24年前のリレハンメル大会で団体銀メダル。
「今度こそ金!」と挑んだ4年後の長野大会では、
直前に足を怪我してメンバーから脱落…
その心残りが執念となって、
今日までの競技生活を支えて来たようです。

「永遠に生きるように夢を見よ。
 今日にも死ぬように生きよ。」
とは、アメリカのバスケット選手
レブロン・ジェームスさんの言葉。

私は常々「生命力」は「夢見る力」だ
と言っています。「随分と観念的だな。」と
理系の方に笑われそうな気もしますが、
私流に言えば、例えばそれは
永遠に子どもでいられて
永遠に飛ぶことが出来る架空の人物
ピーターパンに象徴されているように思われます。
ウェンディは成長して飛べなくなりますが、
それは、死が近づくにつれ
夢見る力が失われて行くことを意味し、
ネバーランドとは、
大人になることを拒否した子ども達が
永遠に夢見ることを許された国を意味すると
私は解釈しています。

私は26歳の時、今はなき新宿コマ劇場で
榊原郁恵さん主演のピーターパンを観て、
顔が真っ赤になるくらいに泣き腫らし、
終演後しばらく座席から立ち上がれませんでした。
「自分は今後、身体は老いて行くけれども、
 心は老いないようにして生きて行きたい!」
私はそう決心したものですが、ふと気づくと、
夢見る力を失ってしまった61歳の自分がいます。

介護の世界では、
利用者さんが夢を抱き目標を掲げて
生活の質を向上させて行くように促すのですが、
いくら周囲がけしかけたところで
ご本人に夢見る力が残っていなければ
単なるお題目で終わってしまうような気がします。
私達は身体機能の老化ばかりでなく、
心の老化にも気を配るべきだと、私は思うのです。

世の中には80歳を超えた高齢者でも、
創作や研究に没頭する芸術家や学者さん達が、
最期まで活き活きと生き抜いておられます。
まるで人生に終止符などないかの如く…

永遠に生きるように夢を見る。
   …出来たらいいですね。

Because, that’s my life !

追伸:明日は研修なので、1日早く投稿しました。

名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新

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