私が幼い頃にテレビ・洗濯機・冷蔵庫、
いわゆる三種の神器と言われた家電製品が
各家庭に普及しましたが、
電話が各家庭に普及し始めたのは、
私が小学校3~4年生の頃でした。
当時の電話はダイヤル式の黒電話、
それも旧式のやつで、大家さんのうちにしか
ありませんでした。ですから、親戚縁者から
かかって来ると大家さんが
「武内さ~ん、電話ですよ~!」って
呼びに来てくれて、大家さんちに上がり込んで
話をさせてもらう…。お互いプライバシーも
へったくれもなかった訳です。
こっちからかける時は公衆電話でしたね。
昔はタバコ屋さんに赤電話がありましたよ。
電話ボックスも徐々に増えて、
長電話する時は10円玉積み上げて、
長距離の時には百円玉積み上げて
かけてたもんです。
テレフォンカードなんてもんが出来たのは、
ずっと後のことですからね。
携帯がなかった時代は、人との持ち合わせに
苦労しましたね。駅の改札とかハチ公前とか、
解りやすい所を待ち合わせ場所にしてね。
相手がなかなか来ないと、掲示板に
「先に行ってます。」とか書いてったりしてね。
デートの待ち合わせで何分まで待てるかで
その人の性格や本気度を感じる取ることも
ありましたよね。
メールなんてのも当然ありませんでしたから
文通でしたね。私は高校生の頃に、1年上の
先輩と滅茶苦茶頻繁にやり取りしてました。
家庭内で色々あった頃だったので、とても
救われましたよ。
私は家電で誰かにかけて長話するってことは
ありませんでしたが、思春期になると家電で
しょっちゅう交際相手と長電話して
月の電話代がとんでもない額になったと
親からお目玉食らう人もいたようですね。
携帯電話が普及したのは、私が30代後半に
なってからですよ。最初はお金持ちだけが
肩からでっかいの下げてやってましたね。
すぐにバッテリーがなくなっちゃってね。
ワープロがパソコンになってったのも
ほぼ同時期でした。その頃はインターネット
なんて言われても何のこっちゃ解らなかった
けど、今じゃどうですか、スマホなしには
生きられなくなっちゃいましたね。
この四半世紀の変化、凄まじいですね!
まかり間違って、もう四半世紀生きるような
ことになっちゃったら、
いつまで変化に着いていけますかね?
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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