2026年4月4日土曜日

この子のための人生

私が30歳の時に、長男が生まれました。

結婚後3年間に妻は二度流産し、3人目の子が

帝王切開により未熟児で生まれました。なので、

私は保育器の中で必死に呼吸をしている小さな

命と始めて対面したんです。


「これからは、この子のための人生だ。」


何故か、ポンとそう思ったんです。

これまで自分は、自分の好きなように生きて

来た。もう充分だ。ここからは、この子の父親

としての役目を果たそうって。


その頃の私は、舞台俳優をしていました。本番

のある日はギャラをもらえるけど、本番がなけ

ればもらえない、日雇い労働者のような立場で

した。だからアルバイトしなきゃ食べて行けな

かったし、とても子育てができるような甲斐性

はありませんでした。なので俳優をリタイアし、

営業兼プロデューサーとして月給で働くことに

しました。何の戸惑いもなかったし、未だに

その時の決断を後悔したことはありません。

その3年後に長女が生まれ、56歳で介護界に

入るまで、演劇という斜陽産業に従事しながら、

何とか2人の子どもを育てることができました。


2月に2人の新人ケアマネさんが入社してくれ

た時、何故か長男と対面した時と同じように

ポンと思ったんです。これからは、この人達の

ための人生だって。無事に主任ケアマネの資格

を取得するまで、父親役を勤めようと思います。


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

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武内利之の「ザッツ・ライフ」

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