予感が的中し、茫然自失で帰宅しました。
午前中で仕事を終え、駅前で昼食を取り、
御茶ノ水の下倉楽器さんへ。予約してた
SELMERのRecitalと Privilegeの他に、
CramponのTraditionも吹かせて頂きました。
自分のクラはバレルもベルも含め純正RC。
Resitalは普通のクラより2mm太く、持つと
ズシッと重いです。吹くと、確かに太い音が
出ますが、まろやかさではRCが勝ってます。
太いと、まろやかでは、ちょっと違うんです。
解りやすく言えば、魅力的な音じゃないって
ことです。PrivilegeはToscaを少しだけ柔ら
かくしたような、しっとり滑らか系でした。
TraditionはR13とRCを足して2で割ったよ
うな感じで、輪郭がはっきりしてて少し太い音
なので、まろやかさではRCが勝ってます。
それに、上位機種には右手LowF補正キーとか、
左手E♭キーとか邪魔っけなのが付いてるので、
吹きづらいんです。慣れてないんで、すぐ間違え
てそのキーを押さえちゃうんですよ。
試奏に1時間位かかるはずが、ものの15分で
あっけなく終了。そのまま帰宅する気になれず、
西新宿のドルチェ楽器さんに電話しました。今日
からBackun Clarinet Fairなので、Backun MoBa
とProtejeを吹かせて頂くことにしました。
今度は、自分の楽器にBackun MoBaのバレルと
ベルを付けての吹き比べです。まずはProteje、
音が軽過ぎて駄目です。次にMoBa、まろやかと
言うより音抜けが良く滑らかでした。どちらも
私のクラにはかないません。そこで、はたと
思い出しましたよ。以前ドルチェ楽器さんで
MoBaのクラナディラとココボロ、Patricola
のブビンガを試奏させて頂いた時、試しにMoBa
のバレルとベルをRCに付けて吹いてみたら、
凄くいい音がしたんですね。だから私、その日の
ブログに「Backunのクラを買う気がなくなった。
バレルとベルが決め手なのであって、楽器丸ごと
買う意味はない。」みたいなこと書いたんですよ。
だから、すごく高価だけどBackunのバレルと
ベルを買った訳です。それ以降、私の興味は
YAMAHA SE-Artist Modelに移り、音の均一性
の良さと、Kohan様みたいな優しい音に憧れる
ようになりました。でも一方でJase様への憧れ
が日に日に増し、トドメはKohan様のBackun
購入。またまたBackunへの幻想が蘇ってしまい
ましたよ。Artist Model も吹かせて頂きましたが、
イマイチパットしませんでした。
でも、ぜ~んぶ試して、ようやく目が覚めました。
あとは腕を上げるだけ…
思えば、私とRCの出会いは運命だったのかも
知れません。バンド仲間が「使ってないクラが
あるから半永久的にお貸しします。」って言って
貸して下さったのがRC。それまでの私は、
Cramponっていうメーカー名は知ってても、
モデル名や価格については何も知らなかったん
です。調べたら53万円もする楽器だと知って
びっくりしたし、天にも昇るほど幸せでしたよ!
で、去年の11月、YAMAHA SE-Vmasterを買う
気になってたのに、ほんのちょっとRCの方が
豊かな音なので、土壇場でRCを買っちゃったん
ですからね。
これってやっぱ、運命じゃないですか?
Because, that’s my life !
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武内利之の「ザッツ・ライフ」
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