お酒を一滴も飲まなくなって、
かれこれ14年ほど経ちました。
もともと強い方ではなかったので
さほど量は飲みませんでしたが、
若い頃は人並みに飲み歩いてましたよ、
金もないのにね。
生ビールなら中ジョッキ2杯ぐらい。
ウィスキーやブランデーならグラス3杯ぐらい。
日本酒は相性が良く、ロックで4杯いけたし、
ワインもそこそこ飲めましたよ。
でも、元来好きではないので、泡盛や芋焼酎
みたいな匂いのきついのは、苦手でしたね。
何しろ、ちょっと飲んだだけですぐ赤くなるし、
Maxに近くなると気持ち悪くなるし、動悸が
激しくなるし、最後にはゲーしちゃうんですね。
何が悲しゅうて金出してまで
そんな思いしなきゃならんのかって、
遊園地の絶叫マシーンみたいなもんですよ。
それでも若い頃は多感でしたから
酔いたい気分があったし、大人ぶりたかったし、
仲間と連れ立って飲み歩きたかったしね。
中年になれば、仕事のつきあいで飲まなきゃ
ならなかったしね。でも、正体を失うとか、
翌日何も覚えてないってことはなかったですよ、
そこまで飲めないから。電車の中で寝ちゃって、
目的の駅で降りられずに行ったり来たりとか、
やっと我が家の玄関まで辿り着いて、そこに
ばったり倒れ込んで、その後の記憶がないって
くらいで、何とかおさまってましたよ。
一滴も飲まなくなった決定的理由は食道癌です。
NHKの「ためしてガッテン」でしたか?何かの
健康番組で、酵素が少ない人が酒飲んでると
食道癌になるって言ってたんですよ。それからは
一滴もやらなくなりました。盆も正月も会社の
飲み会も、ソフト・ドリンクで失礼してます。
近頃は飲まなくても文句言われなくなったから、
いい世の中になりましたよね。
「酒なくして何の人生か」とかって
お好きな方はおっしゃいますよね。
酒の味も好きなんでしょうし、談笑したり、
ちょっと羽目を外す感じも好きなんでしょうね。
要するに『酔う』ことはいいことだって、
そういうことでしょ?
私、音楽や映画・演劇などの芸術なら解ります。
十代の頃から音楽に酔ってばかりいましたから。
でも近頃は、めっきり減りましたよ。
新しいことには目が行きにくいんですが、
古いものを再認識するためにも、じっくり
鑑賞する時間を確保したいんですね。でも
あまりにも自分に色々なノルマを課し過ぎて…
時間は作らなきゃ、出来ませんね。
心のゆとりも、幸福感も、
酔う時間ぐらい作らないとね…
なんて言いながら、
正月は勉強、勉強ってことに
どうやらなりそうですよ…。
Because, that’s my life !
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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