ジョージ・ガーシュウィン(1898~1937年)
ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍し
新しいアメリカ音楽を創り上げた作曲家。
1919年に歌曲「スワニー」がヒットし、
一躍人気作曲家となりました。
https://www.youtube.com/watch?v=CDHHMesF1ns
抜群の歌唱力で一世を風靡した
ジュディー・ガーランドさんが歌っています。
https://www.youtube.com/watch?v=xqGI8sSgXbE
ガーシュウィン本人のピアノ演奏!
1920年代以降は作詞家の兄と組んで、
ミュージカル作品をたくさん送り出しました。
彼らが創作し、後年までスタンダード・ナンバー
として歌われた作品は…
「私の彼氏(The Man I Love)」
https://www.youtube.com/watch?v=q2UCfj8LCts
映画「ニューヨーク・ニューヨーク」より
主演のライザ・ミネリさんが歌っています。
(ジュディー・ガーランドさんの娘さんです)
サックス奏者役はロバート・デ・ニーロさんです。
「アイヴ・ガット・リズム」などをはじめ、
おびただしい数に上ります。
https://www.youtube.com/watch?v=wnnASfbXIQk
1924年に「ラプソディ・イン・ブルー」を発表。
当時ガーシュウィンにとってオーケストラは
未知の領域で、ジャズとクラシックを融合させた
この作品は「シンフォニック・ジャズ」の代表的
な成功例として世界的に評価されました。
https://www.youtube.com/watch?v=SSKBNiAdlgg
私の敬愛する指揮者で作曲家の
レナード・バーンステイン氏が
ピアノ演奏している貴重な動画です!
その後、独学でオーケストレーションを学び、
いくつかの管弦楽作品を残しました。そのひとつ
「巴里のアメリカ人」(1928年)も有名です。
https://www.youtube.com/watch?v=jznT9p9I4C8
カンカン帽にステッキ持った男達の奇妙な
ダンスは「アメリカの田舎野郎が華の都パリに
のこのこやって来た」という風刺的表現でした。
オーケストレーションを学ぶために、ストラ
ヴィンスキーを訪ねると、クラシック作曲家と
しては異例の高収入で知られていたので、逆に
「どうやって高収入を得るのか?」と聞かれたと
いう噂が流れました。ストラヴィンスキーは晩年
のインタビューで、それは事実無根だと否定し
「でも、そういうことがあったら、楽しかった
だろうなあ。」と語っています。
ラヴェルに教えを請うた時も「あなたは既に一流
のガーシュウィンなのだから、二流のラヴェルに
なる必要はないでしょう。」と言われたとのこと。
黒人コミュニティの風俗をリアルに描いた
オペラ「ポーギーとベス」は1935年にオール
黒人キャストという意欲的な企画で初演され
ましたが、初演時は反響は得られませんでした。
後に評価が高まり、劇中歌「サマータイム」は
ポピュラーソングのスタンダードナンバー
として広く親しまれています。
https://www.youtube.com/watch?v=O7-Qa92Rzbk
「ピアノ協奏曲 ヘ調」(1925)
https://www.youtube.com/watch?v=MDxKtkkbE7w
私にとってガーシュインの魅力は
「交錯する明と暗」です。アメリカ人特有の
明るさの陰に潜む嘆き・不安・屈折を
垣間見るような気がしてならないんです。
それが顕著に表現された作品が、
この曲であると感じています。
彼は1937年7月に脳腫瘍のため
38歳9ヶ月の若さでこの世を去りました。
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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