死語って言うか、もう、ほとんどの人が
使わなくなった言葉って、ありますよね。
「有難う。」って言う時に
「蟻が十なら芋虫ゃ二十、私ゃ十九で嫁に行く。」
って、わざわざ長々と語ったり
「とんでもない!」って言う時に
「飛んでも八分遅れて来たよ。」とか
「飛んでも八分、歩いて十分。」とか言ったり
「驚き!」だけでいいものを
「驚き、桃の木、山椒の木!」って言ったり
「大したもんだ!」って言う時に
「田へしたもんだ、カエルのしょんべん。」
って、これは私の母だけかも知れませんが…
「恐れ入りました!」って言う時に
「恐れ入谷の鬼子母神。」って言ったり
「ためしてガッテン」って番組がありますけど
「ガッテン」も言わなくなりましたね。昔の
時代劇だと「ガッテン承知の助!」なんて言って、
元気なあんちゃんが走り出すんですけどね。
たぶん若い人には
チンプンカンプンなんじゃないですか?
「チンプンカンプン」だって
チンプンカンプンかも知れないですよ。
「シッチャカメッチャカ」とか
「ハチャメチャ」「シドロモドロ」「ドギマギ」
なんてね、もう死語なんですか?
会社で若い人と話してて、悪い情報を聞いた時に
「アチャー」って言ったら「アチャー???……」
って、バカにしたような目で笑ってましたよ。
「アチャー」みたいな簡単な感嘆詞さえ
使わなくなっちゃったんですかね?
若い人がパソコンを梱包したいって言うから
「なに、これもう、お釈迦なの?」って聞いたら
「おしゃか???……」って、絶句してましたよ。
ひょっとして「お陀仏」も解かんないんですかね?
「平気だよ、何とも思わない。」って時に
「平気の平左」とか「屁でもない」とか
「役に立たない」ことを
「屁のつっぱりにもならない」って言ったり
「惚れる」って言葉自体、使われなくなったけど
「あの娘に惚れてるんだね?」って時に
「あの娘にホの字だね?」って言ったり
酒に酔って「ヘベレケになる」「虎になる」
泥酔すれば「大虎になる」
手持ちの金がなくなると「スカンピンになる」
「スッテンテンになる」「オケラになる」
なんて言ったしね。
「すごく」とか「たいそう」みたいな形容詞で
「すこぶる」ってのも、良く使いましたよね。
「今日は、すこぶる快調だ!」とか
「彼は、すこぶる頭の切れる奴だ。」なんてね。
事件起こした女性芸能人の陰に
自称〇〇なんて亭主がいると
「どうせ与太者だろ?」って私は言うんですが
「そんな風に言うの今時、あんただけよ。」
って、妻に言われますよ。
そんな妻はおキャンな性格なんです。小町娘と
言われるほどの器量良しじゃありませんが、
私のようなスットコドッコイには
釣り合いのとれた女なんでございます。
to be continued…
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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