ケアマネ試験は、10月上旬に行われ、12月
上旬に合格発表があります。今年の合格率は
25.6%で、去年の32.1%を大きく下回った
ようです。しかし、一昨年の21.0%よりは
高いので、依然としてケアマネ量産体制は続い
ているようです。
合格率でなく、合格者数で見るなら、今年は
12961人、去年は17228人、一昨年は
11844人でした。更に視点を変え、受験者
数で見ると、今年は50602人、去年は
53700人、一昨年は56494人でした。
これらの数字で解ることは、合格者数は合格率
を上げることで増やすことはできるけど、受験
者数を操作することはできず、毎年3000人
ずつ減り続けてるってことです。この調子で
行くと、来年はいよいよ5万人を切る可能性が
あります。
こうした傾向を憂慮してか、ケアマネの受験
資格を緩める方針に転換するようです。私が
受験した8年前は制度改正の最後の年で、何
とか合格することができましたが、翌年からは
国家資格を取ってから5年の実務経験がないと
受験できなくなりましたよね。それで受験者が
ガタ減りしちゃった訳です。そしたら今度は
実務経験5年を3年に減らすことを検討してる
ようですね。
ヘルパー不足を食い止めるために、ケアマネに
なる人数を抑制しようという狙いがあったんで
しょうか?狙い通りになって良かったねってこ
となんだけど、じゃあケアマネが減ったらどう
なっちゃうの?ってことは、厚生労働省の頭脳
明晰な方々にさえ予測できなかったんですかね。
介護は奥が深いです。
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