2025年12月13日土曜日

ケアマネ試験合格率2025

ケアマネ試験は、10月上旬に行われ、12月

上旬に合格発表があります。今年の合格率は

25.6%で、去年の32.1%を大きく下回った

ようです。しかし、一昨年の21.0%よりは

高いので、依然としてケアマネ量産体制は続い

ているようです。


合格率でなく、合格者数で見るなら、今年は

12961人、去年は17228人、一昨年は

11844人でした。更に視点を変え、受験者

数で見ると、今年は50602人、去年は

53700人、一昨年は56494人でした。


これらの数字で解ることは、合格者数は合格率

を上げることで増やすことはできるけど、受験

者数を操作することはできず、毎年3000人

ずつ減り続けてるってことです。この調子で

行くと、来年はいよいよ5万人を切る可能性が

あります。


こうした傾向を憂慮してか、ケアマネの受験

資格を緩める方針に転換するようです。私が

受験した8年前は制度改正の最後の年で、何

とか合格することができましたが、翌年からは

国家資格を取ってから5年の実務経験がないと

受験できなくなりましたよね。それで受験者が

ガタ減りしちゃった訳です。そしたら今度は

実務経験5年を3年に減らすことを検討してる

ようですね。


ヘルパー不足を食い止めるために、ケアマネに

なる人数を抑制しようという狙いがあったんで

しょうか?狙い通りになって良かったねってこ

となんだけど、じゃあケアマネが減ったらどう

なっちゃうの?ってことは、厚生労働省の頭脳

明晰な方々にさえ予測できなかったんですかね。

介護は奥が深いです。


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武内利之の「ザッツ・ライフ」

2025年12月6日土曜日

介護界のネーミング

私は18歳で演劇学校に入り56歳で介護界

に入るまでの38年間、演劇人として生きて

来ました。最初の12年間は役者として生き、

その後の26年間はプロデューサーとして、

また父親として生きました。


プロデューサーってのは、演劇を商売として

成立させ、自分も仲間もそれで食べて行ける

ようにするのが仕事なので、どうしたら売れる

商品が作れるか、常に考えています。その中の

重要な要素の1つが、ネーミングです。劇団名、

作品名、そしてキャッチコピー。もちろん企画・

物語・テーマなども大事ですが、ネーミングで

人を引き付けておかないと、中身を見てもらえません。


介護職になって13年経った今でも、私は

ネーミングについての興味を失っていないん

ですよ。面白いな~とか、なるほどな~とか、

何でだろう?とか、色々気になっちゃうんです

よね。


ヘルパーさんがいる訪問介護の事業所の場合、

優しくて覚えやすい名前が多いです。

「にじいろ」「スマイル」「ひまわり」

「ニコニコ」「さわやか」「絆」等々


福祉用具は、ほとんどがカタカナです。

「ケアスポット」「タウンケア」「トーカイ」

「フロンティア」「スペースケア」等々


デイサービスの場合、1日型は「いろり」

「癒し」など、ゆっくりとくつろげそうな

イメージの言葉が多用され、リハビリ特化型

半日デイの場合は「○○リハ」という名前が

多いですが、カタカナで訳の解らない名前も

何故か多いです。「NEXPORT」「プルメリア」

「ウェルフォース」なんて、ググらなきゃ

意味解らないでしょ?


訪問看護の場合、既存の事業所は「ペンギン」

「みどり」「オアシス」など、解りやすい名前

が多いんですが、新規立ち上げの事業所が多い

職種なので、そういう事業所の場合、意味不明

な名前が多いです。


訪問診療の場合は○○在宅クリニックっていう

名前が多いんですが、良く解りませんが、病院名

の前に「○○会」っていうグループ名がついて

るんですよね。なんかちょっと裏社会の組織を

連想しちゃうんですけどね…。開業医さんは

ほとんどが先生の苗字ですね。もし私が開業医

であれば、「武内医院」「武内クリニック」

とかになる可能性が高いです。


大きな病院の場合は「東京〇〇医科大学〇〇

医療センター」とか「〇〇東京〇〇総合病院」

とか、仰々しくて長ったらしい名前が多いです

よね。やっぱ権威が大事なんでしょうかね。


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