2022年4月29日金曜日

ネック

 クラのバレル、マウスピースのすぐ下にある

小さな樽みたいなやつについては、これまで

私は皆さんに散々お話してきましたよね。木の

素材や形状によって音色が変わるって話、そして

私が色々買って試した話ね。で、今度はサックス

なんですが、サックスの場合は木でなく、樽でも

なく、マウスピースのすぐ下にあるネックって

言われる部分なんですね。これが地金の素材や

メッキの素材によって、やっぱ音がガラッと変わ

るんですよ。


普通のサックスを買うと、地金は真鍮でメッキは

ラッカー仕上げ。ピカピカの金色なので金メッキ

かと勘違いしがちですが、金とは値段も音も全然

違います。で、メッキの種類は、プラチナ、金、

ピンクゴールド、ブロンズ、シルバーなどがあり、

地金は純銀ってのもあります。そして値段や音色

が違って来る訳です。ただし、ソプラノからバリ

トンまで、徐々に大きくなっていきますから、

値段も少しずつ高くなって行くし、クラのバレル

の3~5倍ぐらいします。ネックを買うのでなく

自分のネックにメッキしてもらえば、さほど高く

はならないかも知れません。








でもね、クラはB♭管もA管も共用ですけど、

サックスは全部大きさが違うので、こんなこと

にこだわり出すと、本当に楽器1本軽く買える

ぐらいのお金使っちゃいますからね。大変です。

それに私の場合、クラなら今後ひょっとして

人前で吹いたり大ホールで吹いたりするかも

知れないけど、サックスはまずあり得ないんで、

家で吹いて録音するだけなんで、マイク通し

ちゃうんで、あんまり音色にこだわってお金使う

気になれないんですよね。


なので、ネックには手を出さないって

固く心に誓ってます!


Because, that’s my life !


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武内利之の「ザッツ・ライフ」

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