2020年8月7日金曜日

同じ曲 違う演奏

同じ曲でも演奏者によって違って聴こえる、
それは当たり前のことですよね。演奏者の感性、
曲の解釈、楽器、技術など、幾つかの要素の
違いが相まって、結果として「ずいぶん違うね。」
ってことになるんだと思います。

そこで、いつもお話するように、ド素人の私が
プロの演奏を云々することは失礼なことと思い
つつも、逆にド素人だからこそ云々できてしまう
というところでお許し頂き、プロの演奏を聴き
比べてみたいと思うんですね。

まずは私の第2神、Jose Franch-Ballester様
https://www.youtube.com/watch?v=SvC3k_ABdSQ&list=RDSvC3k_ABdSQ&start_radio=1

なんて素敵なんでしょう!
惚れ惚れします!
少しでも近づきたいと、心から思います。

こういう曲、高校生の頃だったら吹きたいと思わ
なかったでしょうが、今は吹いてみたいですね。
だって心癒やされますもん。それでいて、結構
難しそうで、挑戦し甲斐があると思いますよ。
Backunのグラナディラ(黒い木)のクラに
ベルとバレルだけココボロ(茶色の木)を付け、
クリスタルのマウスピースにシルバースタイン
のリガチャーを付けていらっしゃいますね。
Joe様は別の動画で「グラナディラはビッグで
パワフルなサウンド。ココボロはピュアで特別
なサウンド。」っておっしゃってて、ご自身は
基本グラナディラのクラを吹き、曲調によって
ベルやバレルをココボロにしてるんですね。
たぶん、この曲は優しくソフトに吹きたかった
んじゃないでしょうか。それしにてもBackun
のクラだからなのか、Jose様が吹くからなのか、
クラ音だけ濾過して固めたように不純物が
混ざってない、まろやかで美しい音色ですね。
演奏も表現力豊かで素晴らしいです!

この方は、以前ご紹介したことがある方です。
立って吹くとあちこち動き回るオジサマで、
とても表現力豊かな方です。
https://www.youtube.com/watch?v=jU-kbeJjdRo

何か、お気づきになりました?

まず楽器は超有名なCrampon TOSCAですね。
そのせいか、音色はJose様と全然違いますね。
優しい曲調を優しくお吹きになろうとしてる
感じが伝わってくるものの、悲しいかな楽器が
そういう音色で鳴ってくれない。お可哀想な
感じがします。革リガチャーをお使いなので、
多少はまろやかな音を奏でたいとお考えなん
だとしたら、お気の毒です。

ブレスはいかがです?

息を吸う音が聞こえるかどうかは、録音状況に
よるところがありますが、私が気になるのは、
息が苦しくなって最後の音がプツンと短く切れ
てしまうことがしばしばある点です。私が選んだ
5名の神々には決してない特徴です。ここで
今一度Jose様の演奏を聴き返してみると、違い
がよりはっきりと感じられるかも知れません。

同じ曲なのに、吹き手によって
全く違う曲みたいに聴こえてしまう…
クラって怖いですね~

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