新旧交代。
小学生の頃から使って来た鉛筆削り、
とうとうガタが来ちゃって
新しいの買いました。
買って2週間経つけど、
古いのを捨てられずにいます。
半世紀以上もお世話になったんで、
人生を共にして来た同志って言うか、薄汚れて
しまった姿が自分を投影してるって言うか…。
「自分は使えなくなっちゃったけど、お前は
まだまだ頑張れよ!」って言ってくれてるような
気がして、捨てられなくなっちゃいましたよ。
今時鉛筆?って思う人もいるかも知れませんね。
勿論シャーペンも使ってますが、私メモ魔でね。
思い浮かんだことをすぐにメモっとかないと
忘れちゃうって危機感があるんですよ。だから
メモ用紙と鉛筆を家中に置いてあるんです。
トイレ・ベッドサイド・デスク・キッチン、
さすがに風呂場には置きませんが、もし風呂場で
何かメモりたければ、スマホにメモっときます。
私の風呂は30分半身浴なんで、スマホを持ち
込んで音楽やらYouTubeやら楽しんでますから。
外出時はウェストポーチにメモ帳を入れといて、
移動中に電話があったりしてすぐその場で処理
できない場合は必ずメモる習慣つけてますね。
自分の記憶力を信用してないんです。
今は亡き浜口庫之助さんが作詞作曲して
坂本九さんが歌った「エンピツが1本」
って曲があって、その2番と4番の歌詞が
好きなんですよ。
エンピツが1本 エンピツが1本
君のポケットに
エンピツが1本 エンピツが1本
君の心に
明日の夢を書くときも
昨日の思い出書くときも
黒い頭のまるまったエンピツが1本だけ
エンピツが1本 エンピツが1本
君のポケットに
エンピツが1本 エンピツが1本
君の心に
夏の浜辺の約束も
もう一度会えない淋しさも
黒い頭の悲しいエンピツが1本だけ
今はスマホとかPCとか便利なものが出来て
ますが、昔はよく鉛筆を使ったものです。
鉛筆さえあれば、文学も音楽も絵画も学問も、
企画書も手紙も書けるんですもんね。
思い出深いのは高校生の頃、家庭のゴタゴタが
あり、音楽を投げ出し、心境著しかった頃に、
1年上の先輩とたんさん文通してんですが、
私は何回も間違えて書き直すほうなので、
鉛筆で書きましたよ。長文なので
ボールペンで清書なんかせずに送ってました。
やっぱり高校生の頃、文化祭で発表する
ミュージカルの音楽を作曲したんですが、
それが1時間40分の大作で、Mナンバーが
25まであって、それをブラスバンドに
ギター・マンドリンを加えたオーケストラで
演奏できるように半年がかりでアレンジした
時も、やっぱり鉛筆で手書きしたものです。
大人になってから、カミさんと恋愛時代、
互いに別の劇団で地方を巡業する時は、
あらかじめ彼女のスケジュールと宿を
教えてもらっといて、彼女の行く先々に
手紙が届いているように、毎日手紙を書いて
送ってましたよ。
これからも、鉛筆と鉛筆削りには
お世話になると思いますよ。
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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