2017年5月21日日曜日

テニスの美しさ

伊達公子さん
19歳でプロのテニスプレイヤー
となり、世界ランク・ベスト4、
シュテフィー・グラフを破るなどの
実績を残し、26歳で引退しました。
その後、結婚を経て39歳の時に
「クルム伊達公子」の名で現役復帰し、
アラ4世代の希望の星となりました。

しかし昨年、
左膝半月板断裂と関節軟骨損傷のため
手術を受けるか否かの選択に迫られました。

「手術をしないために(テニスを)
  辞める選択肢は生まれなかった。」

46歳の彼女は迷わず手術を選択しました。

「結果を出さなければいけない、
  強くなければいけない。孤独なように
  10代、20代を突っ走ってきたけれど、
  離れて見た時にテニスの素晴らしさ、
  テニスの美しさを実際に感じられた。」

と語る伊達さんは5月3日に
1年4ヵ月ぶりの復帰を果たしました。

ところで…

私は訪問介護事業所の
サービス提供責任者になって4ヵ月目です。
いきなり前任者から
20名近い利用者さんを引き継ぎ、
その後、月1件ぐらいのペースで
新規のご契約を頂いています。

出逢った全ての方の
期待に応えられる自分でありたいと願っても
容易にそれを叶えさせてくれない現実があり、
もがき、苦しみ、格闘する日々…。
そんな中、伊達さん復帰の記事を見て
大いに勇気づけられました。
そして、ふと思いました。

「美しい介護ってあるのかな…。」

伊達さんから学び、
自我を捨て、結果を恐れず、
ひたすら介護への情熱に
身を委ねることが出来た時、
介護が美しいと
感じられるのかも知れませんね。

しかし、46歳のプロ・テニスプレイヤーを
介護者に置き換えたら、いったい何歳になる?
80過ぎてヘルパーやってたら、
その境地に達することが出来ますか?

名も無き親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新

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