介護職が利用者さん、特に認知症の方に言って
はならない禁句ってあると思うんですよ。
「武内さんは認知症なんですよ。」
って、これはもう論外ですね。
「それ、前にも言いましたよね。」
これは、良く耳にするセリフでしょ?
介護職が利用者さんに言わなくても、自分の
親にはつい言っちゃうアルアルなセリフじゃ
ないでしょうか。
「だから、そう言ったじゃない!」って
語気も強くなっちゃったりして…
私は68歳だけど、65歳を過ぎた頃から
ぼちぼち認知症が始まってると感じ始めて
ます。医学的には認知症と診断されなくても、
自分的にはそうなんです。それが証拠に、
ちょくちょく言われますから、このセリフ。
誰かが何か大事なことを言ったとしても、
今すぐにどうこうしなきゃならないことか
どうかを瞬時に判断して(瞬時に判断する
能力だけはまだ残ってる)すぐにどうこう
する必要があれば記憶の棚に乗せて活用する
けど、そうでなければ記憶の棚に乗せずに
聞き流してしまう、つまり聞かなかったのと
同じ状態になっちゃう訳です。
なので、お若い皆さん、高齢者の物忘れに
関しては、記憶の棚に乗ってるはずと勝手に
思い込んでしまった自分にも落ち度があると
思って頂き、この禁句を天真爛漫に吐き出さ
ないようにして頂けると幸いです。なぜなら、
言ってもどうにもならないし、関係が悪化
するだけですから。
高齢者に利用者であるかないかは関係ない、
そういうことじゃないでしょうか。
Because, that’s my life !
名も無き親爺が人生を語る
世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」
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