昨今、私が働く地域では介護認定が厳しく
なってると、もっぱらの評判です。これは
事業所の同僚のみならず、地域のケアマネ
さん達が口々に言っていることです。以前と
ほぼ変わらない、あるいは以前より悪化して
る状態であるにも関わらず、以前より介護度
が下がるってことです。
私は、行政からの依頼を受けて認定調査員と
して調査することもあるけど、その場合の認定
結果は私に知らされないので、審査会が厳しい
審査をしたかどうかについて考えることはでき
ません。逆に私の担当する利用者さんが他の方
に調査してもらうことはしょっちゅうあり、
その場合に、「まさか!」っていう結果が出る
ことが増えていると実感する訳です。
仮に要介護1とか2の方が単位数の上限ギリ
ギリまでサービスを利用していて、状態は
ちっとも良くなってないのに要支援にされ
ちゃったら、どうなると思います?必要な
サービスを受けられなくて困っちゃう訳です。
困りごとを解決するはずの介護保険制度が
困りごとを増やす制度に変貌する訳です。
私は、行政が予算削減のために審査を厳しく
しているなどと、憶測だけで軽々に言うつもり
はありません。そんなことがあってはならない
からです。とは言うものの、今後数年間は
利用者さんの数が増え続け、保険料や税金を
納める人が減って行くのだとしたら、予算難
に陥る可能性があるかも知れないと、行政に
関しては素人の私にも推察できます。
とにもかくにも、困るのは利用者さんです。
40歳からコツコツと介護保険料を納め続け、
高齢者になってからも年金から天引きされて
きて、いざ介護サービスを利用する段になって
充分な介護が受けられないのなら、あまりに
惨い仕打ちです。
是非、国民が安心して老後を過ごせるような
国であってほしいと願うばかりです。
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武内利之の「ザッツ・ライフ」
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